ニュージーランドのトップラグビー選手が北島と南島に分かれて戦う「インターアイランドマッチ」。
オールブラックスの選考も兼ねた大きな試合です。
この記事では、NZだけでなく世界のラグビーファンが注目のノースvsサウスについてご紹介します。
今大会は
オールブラックスvsオールブラックス?
と思えるほどの豪華なメンバーが集合。
この記事では、9月3日に決定した北島・南島チームや、私の注目対決3選、そしてより大会が面白くなるかもしれない?「3つの豆知識」などをご紹介します。
【速報】10月にNZでブレディスローカップ2試合開催決定!
アイキャッチ画像はオールブラックスYouTube動画からお借りしました。
インターアイランドマッチの開催日時は?
大会はコロナの影響で開催が危ぶまれた時期もあったのですが、予定より1週間遅れの9月5日に無事開催。
もともとは試合を生観戦できる予定でしたが、残念ながら警戒レベルにより100人以上の集会ができず、無観客試合となっています。
でも試合が行われるだけでうれしい!
2020年9月5日(土曜日)
キックオフ時間 7.10PM
無観客試合
(日本時間 4.10PM)
北島代表v南島代表
場所 ウェリントン スカイスタジアム
NZではSky Sports、日本ではJ Sportsで放送されます😊
J Sports オンデマンド
配信期間 : 2020年9月5日(土)
3:55PM~6:40PM
J Sports 1
放送日:2020年9月5日(土)
放送時間:8.15PM~10.15PM
日本での配信については、J Sportsの公式サイトを確認してくださいね。
- J Sports ラグビーのページ
- オンデマンドのページ
- J Sports 1 のページ
北島チームと南島チームのメンバーは?
北島・南島両チームの選手が9月3日に発表になりました!
選手を北島・南島に分けた方法は…
初めて出場した州代表チーム
いろんな意見があったこの分け方をもう少し詳しく説明しているので、よかったら次のページもご覧ください。(項目に飛びます)
では、それぞれのメンバーを、現在プレーしているスーパーラグビーのチーム名とともに表にまとめてご紹介!
ポジションはNZ式で書いたので、日本の呼び方と違うところもあります🙏
【北島チーム】黒ジャージが強そうに見える!
出典:オールブラックスツイッター
1、ルースヘッドプロップ | カール・トゥイヌクアフェ(ブルーズ) |
2、フッカー | アサフォ・アオムア(ハリケーンズ) |
3、タイトヘッドプロップ | オファ・トゥウンガファシ(ブルーズ) |
4、左ロック | パトリック・トゥイプロトゥ (キャプテン)(ブルーズ) |
5、右ロック | トゥポウ・ヴァアイ(チーフス) |
6、ブラインドサイドフランカー | アキラ・イオアネ(ブルーズ) |
7、オープンサイドフランカー | アーディ・サヴェア(ハリケーンズ) |
8、ナンバーエイト | ホスキンス・ソトゥトゥ(ブルーズ) |
9、ハーフバック | TJ・ペレナラ(ハリケーンズ) |
10、ファーストファイブ | ボーデン・バレット(ブルーズ) |
11、レフトウィング | ケイレブ・クラーク(ブルーズ) |
12、セカンドファイブ | アントン・レイナート・ブラウン(チーフス) |
13、センター | リーコ・イオアネ(ブルーズ) |
14、ライトウィング | セヴ・リース(クルセイダーズ) |
15、フルバック | ダミアン・マッケンジー(チーフス) |
16、リザーブ・フッカー | アッシュ・ディクソン(ハイランダーズ) |
17、リザーブ・ルースヘッドプロップ | エイデン・ジョンストン(ハイランダーズ) |
18、リザーブ・タイトヘッドプロップ | アンガス・タアヴァオ(チーフス) |
19、リザーブ・ロック | スコット・スクラフトン(ハリケーンズ) |
20、リザーブ・ルースフォワード | ダルトン・パパリイ(ブルーズ) |
21、リザーブ・ハーフバック | アーロン・スミス(ハイランダーズ) |
22、リザーブ・ミッドフィールド | ピーター・ウマガ・ジェンセン(ハリケーンズ) |
23、リザーブ・ユーティリティバック | ミッチェル・ハント(ハイランダーズ) |
チーフスでの活躍が目立ったボーシェー選手が入らなかったことが話題に。
北島チーム監督も「とても悩んだ決断」だったとのことです。
【南島チーム】まるでクルセイダーズ!?
出典:オールブラックスツイッター
1、ルースヘッドプロップ | ジョー・ムーディ(クルセイダーズ) |
2、フッカー | コーディー・テイラー(クルセイダーズ) |
3、タイトヘッドプロップ | ネポ・ラウララ(チーフス) |
4、左ロック | サム・ホワイトロック(キャプテン)(クルセイダーズ) |
5、右ロック | ミッチェル・ダンシエ(クルセイダーズ) |
6、ブラインドサイドフランカー | シャノン・フリゼル(ハイランダーズ) |
7、オープンサイドフランカー | トム・クリスティー(クルセイダーズ) |
8、ナンバーエイト | トム・サンダーズ(クルセイダーズ) |
9、ハーフバック | ブラッド・ウェバー(チーフス) |
10、ファーストファイブ | リッチー・モウンガ(クルセイダーズ) |
11、レフトウィング | ジョージ・ブリッジ(クルセイダーズ) |
12、セカンドファイブ | ジャック・グッドヒュー(クルセイダーズ) |
13、センター | ブライドン・エノー(クルセイダーズ) |
14、ライトウィング | ウィル・ジョーダン(クルセイダーズ) |
15、フルバック | ジョーディー・バレット(ハリケーンズ) |
16、リザーブ・フッカー | リアム・コルトマン(ハイランダーズ) |
17、リザーブ・ルースヘッドプロップ | ジョージ・バウアー(クルセイダーズ) |
18、リザーブ・タイトヘッドプロップ | ティレル・ロマックス(ハリケーンズ) |
19、リザーブ・ロック | マナアキ・セルビーリケット(ハイランダーズ) |
20、リザーブ・ルースフォワード | ディロン・ハント(ハイランダーズ) |
21、リザーブ・ハーフバック | フィンレイ・クリスティー(ブルーズ) |
22、リザーブ・ファイブエイス | ジョシュ・イオアネ(ハイランダーズ) |
23、リザーブ・ユーティリティバック | レスター・ファインガアヌク(クルセイダーズ) |
南島のバックスは、クルセイダーズ陣にウェバーとジョーディー。
当大会は、オールブラックスの選考も兼ねたトライアルマッチ。
スコッドの発表は試合の翌日なので、こちらも目が離せません。
9月6日(日曜日)
NZ時間11:00AM(日本時間8:00AM)
参考:All Blacks:WHERE IN THE WORLD CAN YOU WATCH: NORTH V SOUTH
2020年のチームメンバーが発表になりました!
こちらので記事で詳しくご紹介しています😊
関連記事>>>【オールブラックス】2020年のスコッド発表!新メンバー7選手の経歴は?
個人的に気になる3つの戦い
ABsのセレクションも兼ねているということで選手も気合が入ってそうですが、私が待ちきれないのは次の3つの対決です。
【9】スクラムハーフ対決
TJ・ペレナラ選手 | ブラッド・ウェバー選手 |
スーパーラグビー・アオテアロアでは、ハイランダーズのアーロン・スミス選手がキレッキレで情熱と貫禄を感じるプレーをみせてくれました。
ですので、現在オールブラックスのスクラムハーフ第1チョイスは、スミス選手でしょう。
スミス選手は今回ベンチスタート。
ということは、第2のポジションを争うのが、ペレナラ選手とウェバー選手。
今大会では両選手がスターティングメンバーになり、どんな戦いになるのか注目!
【10】スタンドオフ対決
ボーデン・バレット選手 | リッチー・モウンガ選手 |
モウンガ選手とバレット選手は、昨年のワールドカップで10番と15番のコンビで活躍しました。
しかし、今年のスーパーラグビー・アオテアロアではバレット弟のジョーディー選手が15番として大活躍!
オールブラックスの15番には彼がふさわしい気がします。
というわけで、バレット兄は10番の座をかけてモウンガ選手とバトルするのではないでしょうか。
【15】フルバック対決
ダミアン・マッケンジー選手 | ジョーディー・バレット選手 |
マッケンジー選手は昨年、残念にもケガをしてしまい、日本で開催されたワールドカップに出られませんでした。
復帰後初のシーズン、スーパーラグビー・アオテアロアで活躍はしたものの、チームは1勝もできずに最下位に…
バレット選手は、アオテアロアで長距離ゴールキックを含めすばらしいプレー。
グッとオールブラックスの15番の1番候補に近づいた気がします。
このふたりがどんなプレーを見せてくれるのかとても楽しみ!
みなさんはどの選手に注目されているでしょうか?
北島vs南島大会3つの豆知識
最後に、ちらっと読むとより試合が面白くなるかな〜?と思う小ネタを最近のニュースから3つご紹介します!
個人的なおすすめはふたつ目のネタ。
トロフィーが88年ぶりに発見!
出典:1 news
北島vs南島大会で贈呈されていたトロフィー(写真の右)が、1932年から88年ぶりに発見されました。
なんと、オークランドのイーデンパークの倉庫に眠っていたとのこと。
スタジアムのスタッフいわく、イーデンパークはまるで野うさぎの巣穴のように複雑で、4年間働いていもまだ新しい部屋を見つけることがあるそう。
出典:Stuff
スタジアムの奥深くにあったトロフィーがこのタイミングで見つかったことに、なんだか運命を感じます。
5日の試合ではオリジナルのトロフィーとマオリのトロフィー(写真の左)のふたつが贈呈されるそうなので、テレビで映ったらぜひチェック。
参考:Stuff:Mystery solved: Lost North v South rugby trophy found after 88 years
TVNZ1:Taonga, historic trophy up for grabs in North v South rugby match
グッドヒュー選手のトレードマーク「マレット」がなくなった!
ジャック・グッドヒュー選手のトレードマークといえば、えり足を伸ばした髪形「マレット」。
走るたびにユラユラとなびく80年代風のヘアスタイルは、昨年のワールドカップ中も話題に。
「ダサい、切るべき」と言われて続けていました。
しかし本人は「マレットのおかげで速いプレーができる科学的根拠もある」と冗談で返答。
チャリティーのためにえり足にパーマを当てピンクに染めたことも。
しかし、そのマレットを切った!ということがニュースに。
動画がみられます↓
Gone but not forgotten 💇♂️@goodhue_jack pic.twitter.com/Cpa9cOWkkA
— Super Rugby (@SuperRugbyNZ) August 20, 2020
ツイッターには悲しむ人からのコメントがたくさん。
試合ではスッキリかっこよくなった姿と、マレットがなくなってプレーに変化がないかにも注目です😂
4人のコーチ中3人がジャパンラグビーにゆかりあり
今回の大会は、オールブラックスのアシスタントコーチ4名が北島と南島2名ずつ分かれて指揮をとります。
実はこの監督陣、4名中3名が日本のラグビーに関わっているんですよ。
- ジョン・プラムツリー氏(北島コーチ)
日本代表チームにディフェンスコーチとして2017年に参加。
- スコット・マクラウド氏(北島コーチ)
以前に日本の東芝ブレイブルーパスでプレー。
- グレッグ・フィーク氏(南島コーチ)
2018年度、NECグリーンロケッツのコーチに参加。
彼らがどんな監督ぶりを見せるのかも気になります。
北島・南島を率いるコーチ陣について、以下のページでもう少し詳しく紹介しているので、よかったらご覧ください。(項目に飛びます)
インターアイランドマッチのまとめ
出典:オールブラックス公式サイト
いよいよ土曜日に行われる、ノースvsサウスゲーム。
世界中のラグビーファンが、テストマッチのような気持ちで楽しみにしている試合ではないでしょうか?
選手はといえば、通常長いスーパーラグビーシーズンやテストマッチでたくさん試合をしますが、今年は新型コロナの影響でそれほどプレーができていません。
そのため無観客ではありますが、きっと大きな試合がしたくてウズウズしているのでは?と思います。
日本時刻の午後4時10分にキックオフ。
ニュージーランドのトップ選手が集い、戦う試合をたっぷり楽しみましょう!
コメント
非常にわかりやすくとりまとめていただきありがとうございます。
最近、このブログを知りましたが、一通り読んだらニュージーランド通になれますね。
今夜は楽しみです!
たかたかさん
メッセージありがとうございます!
ブログの感想をいただいてうれしいです、またちょこちょこ記事を書いていきますので、よかったらご覧ください。
昨夜の試合は最高のエンターテイメントでしたね、私も楽しみました😊
真弓