ニュージーランドのトップラグビー選手が北島と南島に分かれて激突する【North v South Match】
この記事では、開催日や日本での放送時間、大会の歴史やチーム発表の日などをご紹介します。

誰が北島代表と南島代表を監督するのかも気になる!
スーパーラグビー・アオテアロアが大変盛り上がったニュージーランド。
大会が終わってしまった…そんなさみしさを吹き飛ばしてくれるのが、「北島vs南島対決」です。
オールブラックスのイアン・フォスターヘッドコーチによると、この試合はABsのトライアルマッチを兼ねているということ。
この記事では、注目を集めているSteinlager North V Southについて、ご紹介します。
【速報】2020年のラグビーチャンピオンシップ・ブレディスローカップ開催が決定しました!
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アイキャッチはAll Blacks公式サイトからお借りしました。
ニュージーランドラグビー北島 vs 南島戦の日程は?
この動画を見るたびに、気分が盛り上がります😆
さて、まず開催日はこちら。
コロナの影響で予定より1週間延期、そして無観客試合になってしまいましたが、開催されるだけでもうれしい!
2020年9月5日(土曜日)
キックオフ時間 7.10PM
無観客試合
(日本時間 4.10PM)
北島代表v南島代表
場所 ウェリントン スカイスタジアム
ニュージーランドでは、Sky Sportでライブ放送されます。
コロナ以前は、誰も今年に北島vs南島対決がみられるとは思っていなかったでしょう。
今年は残念ながらパンデミックのせいで、NZでもすべてのラグビー活動が影響され、キャンセルや再スケジュールが相次ぎました。
そんな中、スーパーラグビー・アオテアロアと9月11日開幕のNZ州代表戦が行われ、その間にこの大イベントが決定したのはうれしい限りです。
参考:All Blacks : FAMILY-FRIENDLY TICKETS AND KICK-OFF TIME REVEALED FOR STEINLAGER NORTH V SOUTH
日本で試合をみる方法や放送時間は?
日本では、J Sportsにて以下の予定で配信となっています😊
J Sports オンデマンド
配信期間 : 2020年9月5日(土)
3:55PM~6:40PM
J Sports 1
放送日:2020年9月5日(土)
放送時間:8.15PM~10.15PM
詳しくは、番組サイトで確認してくださいね。
ニュージーランド・ラグビー北島vs南島の歴史は?
北島と南島が対決する「インターアイランド・マッチ」は、1897年に始まった歴史のある大会です。
戦争中を除き、1985年まで毎年行われていました。
しかし、NZのラグビーがプロ化するにともない、近年定期的な試合の開催はされていません。
ちなみに、近年の試合結果は以下のようになっていますよ。
年 | 開催地 | 結果 |
---|---|---|
1995 | ダニーデン | 63−22で北島の勝利 |
2012 | ダニーデン | 32−24で南島の勝利 |
2012年の試合は、経済的に困っていたオタゴラグビーを助けるため、募金集めとして開催されたそうです。
今まで合計80試合が行われ、結果は次のようになっています。
- 北島の勝利:50試合
- 南島の勝利:27試合
- 引き分け:3試合
今回はどちらが勝利するでしょうか!
参考:Stuff : North vs South rugby match confirmed for Eden Park
出典:All Blacks YouTube
そして、上のバレット選手のように、ジャージは伝統的に2色。
- 北島チームは黒のジャージ
- 南島チームは白のジャージ
昔は伝統的だった大会が20数年ぶりに復活、NZのスターが集まる試合が本当に楽しみです!
今回ひさしぶりの開催には、次のような理由もあるのかな?と思いました。
- スーパーラグビーの期間が短かったので、オールブラックスを選ぶ最終段階として。
- テストマッチが減ったので、それに代わってトップ選手のプレーがみられる大きなエンターテイメントをファンに楽しんでもらうため。
では、気になるチームの発表日についてご紹介します!
北島と南島チームの発表はいつ?
出典:All Blacks Shop
チーム発表は、スーパーラグビー・アオテアロアの最終試合である、ブルーズvsクルセイダーズ戦が終わった2日後の
参考:Super Rugby : FAMILY-FRIENDLY TICKETS AND KICK-OFF TIME REVEALED FOR STEINLAGER NORTH V SOUTH
北島チームと南島チームのスコッドには、それぞれ28選手が選ばれます。
オールブラックスの公式サイトには、
「あなたが選ぶ北島、南島の15選手をSNSでシェアーできる」
ページもできていました。
セレクターになった気分になれる面白い企画です。
【速報:チームが9月3日に発表になりました!】
【北島チーム】
【南島チーム】
出典:オールブラックスのツイッター
チームについてもう少し詳しくこちらの記事でまとめています😊
関連記事>>>【NZインターアイランドマッチ】北島vs南島ラグビー大会のチームや3つの豆知識
速報:北島と南島のスコッドが8月18日に発表されました
出典:All Blacksツイッター
- 北島スコッド
Hookers:
Asafo Aumua (Wellington), Ash Dixon (Hawke’s Bay) and Kurt Eklund (Auckland).
Props:
Alex Fidow (Wellington), Ayden Johnstone (Waikato), Angus Ta’avao (Auckland), Karl Tu’inukuafe (North Harbour) and Ofa Tuungafasi (Auckland).
Locks:
Scott Scrafton (Auckland), Patrick Tuipulotu (Auckland and captain) and Tupou Vaa’i (Taranaki).
Loose forwards:
Lachlan Boshier (Taranaki), Akira Ioane (Auckland), Dalton Papalii (Auckland), Ardie Savea (Wellington) and Hoskins Sotutu (Auckland).
Halfbacks:
TJ Perenara (Wellington), Aaron Smith (Manawatu) and Te Toiroa Tahuriorangi (Taranaki).
First five-eighths:
Beauden Barrett (Taranaki).
Midfielders:
Rieko Ioane (Auckland), Anton Lienert-Brown (Waikato) and Peter Umaga-Jensen (Wellington).
Outside backs:
Caleb Clarke (Auckland), Mitchell Hunt (Auckland), Damian McKenzie (Waikato), Sevu Reece (Waikato) and Mark Telea (North Harbour).
出典:All Blacksツイッター
- 南島スコッド
Hookers:
Liam Coltman (Otago), Andrew Makalio (Tasman) and Codie Taylor (Canterbury).
Props:
George Bower (Otago), Alex Hodgman (Canterbury), Nepo Laulala (Canterbury), Tyrel Lomax (Tasman) and Joe Moody (Canterbury).
Locks:
Mitchell Dunshea (Canterbury), Manaaki Selby-Rickit (Southland) and Samuel Whitelock (Canterbury and captain).
Loose forwards:
Tom Christie (Canterbury), Shannon Frizell (Tasman), Dillon Hunt (Otago), Reed Prinsep (Canterbury) and Tom Sanders (Canterbury).
Halfbacks:
Finlay Christie (Tasman), Mitchell Drummond (Canterbury) and Brad Weber (Otago).
First five-eighths:
Josh Ioane (Otago) and Richie Mo’unga (Canterbury).
Midfielders:
Braydon Ennor (Canterbury), Leicester Faingaanuku (Tasman), Jack Goodhue (Canterbury) and Sio Tomkinson (Otago)
Outside backs:
Jordie Barrett (Canterbury), George Bridge (Canterbury) and Will Jordan (Tasman).
参考:All Blacks : SQUADS NAMED FOR STEINLAGER NORTH V SOUTH MATCH
なんとも豪華な2チーム😆
みなさんの予想に近かったでしょうか?
もしくはサプライズ選抜でしたか?
ここからオールブラックスが選ばれるなんて、競争が激しい〜!
北島チームと南島チームのコーチは誰?
北島チーム、南島チームの監督も決定していますので、ご紹介します。
まず、オールブラックスの新監督に就任したイアン・フォスターHCは、試合の行方を見守る立場に。
指揮をとるのは、彼の右腕である4人のABsアシスタントコーチ!
ふたりずつタッグを組みますが、実は日本と関わりのあるコーチが多いんですよ。
それでは、North、Southの監督をご紹介します。
北島チームのコーチ陣
まずは北島から。
- ジョン・プラムツリー氏
(John Plumtree)
日本代表ジェイミー・ジョセフ監督の右側に立つのが、プラムツリーコーチ。
プラムツリー氏は、2017年からデフェンスコーチとして、日本代表チームに参加していました。
攻撃的な防御「高速ディフェンス」を伝授したといわれています。
昨シーズンはNZスーパーラグビーチーム、ハリケーンズの監督をつとめました。
現在、オールブラックス・チーフアシスタントコーチ(FWコーチ)として、フォスター監督を支える重要な役割を担います。
- スコット・マクラウド氏
(Scott McLeod)
マクラウドアシスタントコーチは、現役時代センターのポジション。
スーパーラグビーのチーフスや、1996年〜1998年にオールブラックスに選ばれた選手です。
また、日本の東芝ブレイブルーパスで2002年よりプレーし、トップリーグのベストフィフティーンに3季連続で選ばれる大活躍をしています。
2015年にはジョセフコーチとともに、ダニーデンのハイランダーズをスーパーラグビー優勝に導きました。
2017年から、オールブラックスのアシスタントコーチ(ディフェンスコーチ)をつとめています。
続いて、南島代表チームの監督陣です。
南島チームのコーチ陣
- グレッグ・フィーク氏
(Greg Feek)
グレッグ・フィーク氏は、現役時代プロップのポジション。
クルセイダーズで活躍し、オールブラックス(1999–2001)にも選出されています。
コーチのキャリアとしては、アイルランド代表のスクラムコーチとして、2018年シックスネーションズの全勝優勝に貢献!

プロップにしてはスリム?と思ったら、昔はこんなにゴッツイ!
2018年度には、NECグリーンロケッツのコーチ陣にも加わりました。
そして今回の新生オールブラックスに、スクラムコーチとして参加しています。
- ブラッド・モーア氏
(Brad Mooar)
クライストチャーチ出身のブラッド・モーア氏、現役時代はスタンドオフのポジション。
中カンタベリー州でプレーしたのち、38歳からコーチキャリアを歩んでいます。
過去にはクルセイダーズのアシスタントコーチ、ウェールズのプロ14チーム・スカーレッツの監督をつとめています。
そしてこの度、4人目のアシスタントコーチとして、オールブラックスのアタックコーチに就任しました。
4監督の手腕も必見の試合になりそうです!
では、選手はどのように北島と南島に分かれるのでしょうか?
選手はどんな基準で北島チームと南島チームに分かれる?
出典:By Shudde – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3901110
2020年のインターアイランド試合では、
を基準に分かれることになりました。
ニュージーランドラグビーの州チームは、上の地図のとおりです。

決定後、NZで賛否両論の意見が出たんですよ。
「生まれた場所や高校に通った場所じゃないの?」
というのが、少し物議をかもし出した理由です。
今回は、こんな例があります。
北島出身の
- ジャック・グッドヒュー選手(ノースランド)
- スコット&ジョーディー・バレット選手(タラナキ)
→カンタベリー州代表としてデビューしたので、南島チーム
そして、
北島出身の
- ジョシュ・イオアネ選手(オークランド)
→オタゴ州代表としてデビューしたので、南島チーム
逆に、
南島出身の
- アントン・リナート-ブラウン選手(クライストチャーチ)
- ダミアン・マッケンジー選手(インバカーギル)
→ワイカト州代表としてデビューしたので、北島チーム
選手も少し複雑な気持ちかもしれませんね。
ニュージーランドラグビー2020年北島vs南島戦のまとめ
出典:オールブラックス公式サイト
この記事では、今月末に行われる、NZラグビーの北島vs南島大会についてまとめました。
私たちにとっては昨年のワールドカップ以来、初めてテストマッチレベルの試合が楽しめる機会になるのではないでしょうか?
また当試合は、オールブラックスのトライアルを兼ねているとのこと。
オールブラックスは、オーストラリア代表のワラビーズと、4試合のブレディスローカップを控えています。
第1試合目は、10月10日、ウェリントンで行われる予定です。
選手たちは、伝統的イベントの復活、そして新生オールブラックスのメンバーとしてAU戦に出るためにも、気合が入ってそう!
2020年の代表メンバーが発表になりました、こちらので記事で詳しくご紹介しています😊
関連記事>>>【2020年代表メンバー】オールブラックス35選手が発表!初選抜7名も紹介
2020年9月5日(土曜日)
キックオフ時間 7.10PM
無観客試合
(日本時間 4.10PM)
北島代表v南島代表
場所 ウェリントン スカイスタジアム
J Sports オンデマンド
配信期間 : 2020年9月5日(土)
3:55PM~6:40PM
J Sports 1
放送日:2020年9月5日(土)
放送時間:8.15PM~10.15PM
日本での配信について、詳しくは番組サイトをチェック!
そのほかの参考サイト:Wikipedia : North vs South rugby union match
関連記事>>>【NZインターアイランドマッチ】北島vs南島ラグビー大会のチームや3つの豆知識
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