2020年7月最新の「世界パスポートランキング」が発表されました。
当記事では、気になる日本やニュージーランドの順位をご紹介。
また、コロナによりパスポートの威力に変化があった国や、世界最下位の国についてもレポートします。

パスポートにも強さや弱さがあるの?
海外旅行に必須のパスポートには、国によってパワーが違うとご存じでしたか?
当記事では、パスポートの威力について次の内容をわかりやすくご紹介します。
【この記事の内容】
- 世界パスポートランキングとは?
- 日本・NZの2020年7月ランキングは?
- コロナでパスポートの力が落ちた国は?
- 世界パスポート上位と最下位の国は?
3分ほどで読めるように、要点をギュッとまとめました。
世界のパスポートパワーについて詳しくなりますので、ぜひご一読ください。
(参考にしたサイトは最後にまとめました。)
世界パスポートランキングとは?

今回パスポートのランキングを発表したのは、「ヘンリー&パートナーズ」という会社。
ロンドンを拠点とする、市民権と永住権のコンサルティング企業です。
世界各国のパスポートについて、以下の内容を調べています。
該当国のパスポートを持っているとビザなしで渡航できる国の数を比較。
以下の基準で各国のパスポートを15年間に渡り調査し、最新のレポートを公開しています。
【調査の方法は?】
- 国際航空運送協会(IATA)の情報をもとにする。
- 世界の199カ国のパスポートを比較。
- 227の渡航先について調べる。
ではさっそく、2020年7月7日に公開された日本のランキングをご紹介します。
日本の2020年7月パスポートランキング

日本は199カ国中でパスポートランキング堂々の第1位でした!
ビザなしで渡航できる国の数が191カ国にものぼる、世界最強のパスポートです。
日本は2018年から首位をキープしているんですよ。
なぜ日本のパスポートは最強?
でもいったいなぜ日本のパスポートは世界最強なのでしょうか?
「強いパスポート」という意味は具体的に
ということです。
外務省領事局の旅券課長によると、日本のパスポートがパワフルな理由は次の3点です。
【日本のパスポートがパワフルな3つの理由】
- 海外での日本人による不法滞在や犯罪が少ない。
- 日本人に観光客やビジネス客としてきてほしいと期待されている。
- 日本のパスポートに対する信頼が高い。
海外旅行をよくされる方なら、ビザがなくても観光できる国が多いことに気づかれているのではないでしょうか?
日本のパスポートを持っているだけで大きなメリットがあるなんてうれしいですね。
では続いてニュージーランドのランキングをみてみましょう。
ニュージーランドの2020年7月パスポートランキングは?

ニュージーランドは世界8位でした。
ビザなしで渡航できる国は184カ国。
8位というのは、2020年4月のランキングから変更なしです。
しかし、2020年1月のレポートではオーストラリアと同等の9位だったので、以前より順位がアップしています。
パスポートのパワーに、NZの新型コロナへの対応も評価されているかもしれません。
ニュージーランドはアーダーン首相をリーダーとして、今回のパンデミックを国民一丸となって乗り越えてきました。
現在、海外からの帰国者が隔離されている施設以外での陽性者がいないので、ほぼ収束状態といえるでしょう。
しかし一方で、COVID−19への対応がよくない国は、パスポートの威力が急落!
次に、具体的にふたつの国の例ご紹介します。
コロナの影響でパスポートの力が落ちてしまった国は?

今回のランキングに、コロナの影響による一時的な渡航禁止措置は反映されていません。
しかし、ヘンリー&パートナーズによると、コロナによる渡航規制により、
とのこと。
例としてふたつの国をあげています。
アメリカの例
USパスポートは、コロナ以前は185カ国への渡航が可能で、常に6位〜7位にありました。
今回のランキングでも、185カ国の8位に位置しています。
しかし、現在はEUへの入国が制限されていることから、実質的なパワーは
へと急落しています。
トランプ氏は移民問題でメキシコを批判していましたが、そのメキシコと同じくらいのパワーになったなんて皮肉です。
ブラジルの例
ヘンリー&パートナーズが取り上げたもう1カ国は、ブラジル。
今回のランキングでは、170カ国の19位です。
しかし、実質的には欧州連合(EU)からの規制により
に低落。
ちなみに、日本はEUが6月末に発表した「安全リスト」の中に入っています。
渡航制限が解除されたのは次の14カ国で、ニュージーランドも含まれていますよ。
【EUが発表した安全リスト】
| 日本 | ニュージーランド | アルジェリア | オーストラリア |
| カナダ | ジョージア | モンテネグロ | モロッコ |
| ルワンダ | セルビア | 韓国 | タイ |
| チュニジア | ウルグアイ |
2020年7月の世界パスポート上位と最下位の国は?
最後に、今回のランキング上位と最下位の国を紹介します。
順位と、カッコの中はビザなしで渡航できる国の数です。
【上位ランキング1位〜5位】
- 1位 日本(191カ国)
- 2位 シンガポール(190カ国)
- 3位 ドイツ・韓国(189カ国)
- 4位 フィンランド・イタリア・ルクセンブルク・スペイン(188カ国)
- 5位 オーストリア・デンマーク(187カ国)
次に、残念ながら最下位にランキングしている国のリストです。
【最下位ランキング105位〜109位】
- 105位 ソマリア・イエメン(33カ国)
- 106位 パキスタン(32カ国)
- 107位 シリア(29カ国)
- 108位 イラク(28カ国)
- 109位 アフガニスタン(26カ国)
ビザのわずらわしい手続きがいらず、申請してもビザがおりるかどうかわからない、というのは不安…
気軽に行ける国が多い日本は恵まれていると実感します。
2020年パスポートランキングのまとめ

2020年第3期、7月の世界パスポートランキングをご紹介しました。

日本のパスポートは世界最強!
ニュージーランドも8位で悪くないね。
「コロナが収束したら、再びいろんな国を旅するのが待ち遠しい!」
という旅好きな方も多いのではないでしょうか?
日本の強いパスポートが活躍すること間違いなし!
事態が落ち着いたら、ぜひニュージーランドにも遊びにお越しくださいね。
【参考にしたサイト】
- Henley & Partners Passport Index
- The Henley Passport Index Q3 Update July 2020
- Coronavirus shakes up passport power rankings but New Zealand holds firm
- Covid upends passport power rankings, New Zealand an outlier
- 政府広報オンライン




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