ニュージーランド発、2020年8月17日のコロナ状況まとめです。
ニュージーランドでは市中感染が100日以上なしでした。
しかし、8月11日に4人の新感染者が出たことを受け、政府は再びコロナ対策を開始。
この記事では、本日2020年8月17日の状況をまとめました。
ニュージーランドの感染者数は?
本日2020年8月17日に発表された件数です。
- 過去24時間の新しい感染者数:9名
- 現在の陽性者の合計:78名
- 現在病院で治療中の人数:5名
【2020年8月17日発表の感染者数】
出典:NZ保健省サイト
78名陽性者の中で、市中感染と海外からの帰国者の数は以下です。
- 市中感染:58名
- 海外からの帰国者:20名
【帰国者の感染数】
出典:NZ保健省サイト
幸いともいえるのは、市中感染58名のうち4名を除き、すべてがひとつのクラスターに関連しているということ。
残りの4名に関しては、感染源を現在調査中です。
8月11日に最初に4件の感染者が判明したとき、すぐに対策をとったのがよかったんだと思います。
また前回と違うのは、陽性の方は自己隔離ではなく、政府の隔離施設に移動することです。
家族間の感染を防ぐ効果があるので、よい考えと思います。
現在の陽性者を地域別でみると、次のような状況です。
- 北島:58名
- 南島:0名
北島の中でも、オークランドに集中しています。
【地域別感染者数】
出典:NZ保健省サイト
年齢別の数も発表されています。
0歳〜89歳までの広い範囲で感染がみられますが、現在もっとも多いのは50歳〜59歳の年齢層です。
【年齢別感染者数】
出典:NZ保健省サイト
検査数はどれくらい?
ニュージーランドは、とにかく検査を行って感染者を特定、隔離し、そして感染源の特定に努めています。
昨日8月16日だけでも、2万6千件以上の検査が行われました。
ちなみに、NZの人口は約500万人です。
NZの人口についてはこちらの記事で説明しているので、よかったらご覧ください😊
関連記事>>>【ニュージーランドの人口】2020年500万人到達!国・都市別や日本と比較のまとめ
【2020年8月17日に発表の検査数】
出典:NZ保健省サイト
最新の感染者数は、NZ保健省のサイトで確認できます。
NZの最新コロナ対策(警戒レベル)
現在ニュージーランドでは、地域により異なった警戒レベルが適用されています。
最高レベル(完全なロックダウン)は4ですが、現在は次のように2と3。
- オークランド:警戒レベル3
- オークランド以外のすべての地域:警戒レベル2
【NZ現在の警戒レベル】
出典:NZ Herald
現在の警戒レベルは、8月26日(水曜日)の午後11.59分までの予定です。
しかし、状況によっては早く終わったり、延長される可能性もあり。
警戒レベルの見直しに関し、 8月21日(金曜日)に発表があります。
とは言うものの、
警戒レベル3と2ってどんなんだったっけ!?
とちょっと戸惑ってしまったのですが、政府のサイトに日本語で案内がありました。
どんな制限があるのか知っておきたい方は、下のリンクをクリックして確認してください。
前回と違うのは、マスクの使用が推奨されている点。
そしてニュースを見ていて感じるのは、前回よりちょっとみんなリラックス気味かな?ということです。
暖かくなってきたので、オークランドではビーチに行く人も増えているよう。
ルールを守っていない人を政府はどうするのか、というのも気になります。
ニュージーランドの最新経済対策(賃金補助)は?
本日、グラント・ロバートソン財務大臣は、
と発表しました。
特にオークランドでは今回の警戒レベル引き上げにより、クローズしたり、収入が激減するビジネスが出て、不安感がつのっていました。
ですので、給与補助の延期は一時的ではありますが、ホッとする人が多いニュースです。
参考:RNZ:Finance minister outlines new wage subsidy scheme in alert level 3
そのほかのNZコロナ関連ニュース
毎日たくさんのコロナ関連ニュースがありますが、今日の報道からふたつご紹介します。
2020年のNZ選挙が10月17日に延期
今年は選挙の年で、コロナが落ち着いてからは選挙キャンペーンが行われていました。
しかし、この度感染が再発したため、ジャシンダ・アーダーン首相は、次のように選挙日の変更を発表。
9月19日から10月17日に変更
参考:RNZ:Prime Minister Jacinda Ardern changes election date to 17 October
今回の選挙日には、「安楽死法案」に関する国民投票も行われます。
ニュージーランドの安楽死法案について記事にしていますので、ぜひご覧ください。
関連記事>>>【ニュージーランド安楽死法案】2020年9月の国民投票で合法化されるか?
オールブラックスに関連するラグビー大会も影響
ニュージーランドの国技といえばラグビー!
今月末の29日に、オークランドで大きな試合が予定されています。
オールブラックスを選ぶ機会を兼ねた、国民が楽しみにしている大会。
警戒レベルが3のうちは試合どころではありません…
また、観客が入って観戦できるためには、警戒レベル1への引き下げが必要です。
ということで、NZラグビーは次のように発表しました。
- チームの発表は予定通り18日(火曜日)に行う。
- 場合によっては試合会場をウェリントンに移す。
参考:NZ Herald:New Zealand Rugby reveals back-up plan for North v South clash
どんな試合か興味がある方は、記事にまとめていますのでご一読くださいね。
関連記事>>>【NZラグビー北島 vs 南島対決】オールブラックス・トライアルを兼ねた試合の日程やチーム発表はいつ?
NZコロナ最新情報(2020年8月17日)のまとめ
この記事では、2020年8月17日のNZコロナ最新情報をご紹介しました。
現在、オークランド1家族からのクラスターに関連する感染のみのような感じなので、少しホッとしているのが正直なところです。
政府にもがんばってほしいし、国民も500万人のチームの一員としてやるべきことをしてこれ以上拡大しないように期待したいと思います。
またときどき、状況をまとめてシェアします!
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