ダニーデンに生息するイエローアイドペンギンについて
ダニーデンのイエローアイドペンギンは、あと20年〜40年で絶滅してしまうかもしれないってご存じでしたか?
ダニーデンには多くの野生動物が生息しています。
その中で、もっとも絶滅の危機に瀕しているといっても過言ではないのが
Yellow eyed penguin
イエローアイドペンギン
当記事では
【記事の内容】
- イエローアイドペンギンの特徴
- 絶滅の危機にひんする原因
- おすすめペンギンツアーの様子や料金
などを写真とともにご紹介します。
大変めずらしくてかわいいペンギン、ぜひ詳しくなってくださいね。
ニュージーランドに生息するイエローアイドペンギンとは?
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イエローアイドペンギンの日本名は
特徴をご紹介しますね。
イエローアイドペンギンの特徴は?
キンメペンギンという名の通り
白目の部分が黄色く
大人になると、目の周りから頭の後ろに黄色い線が入ります。
大人のペンギンは
体重は5kgほど
で見た目はわりと大きいです。

平均寿命は10歳~12歳、記録によると20歳くらいまで生きたペンギンもいるそうです。
ヒナの間は上の写真のように明るい茶色
子供のペンギンは目と線が銀色っぽい
のが特徴です。
海の近くに巣を作り、朝に巣から出て2km~25kmの沖合まで泳いできます。
そして水深20〜160mまで潜って魚やイカなどを食べ、夕暮れ時に巣に戻ってきます。
性格は
んですよ。
ペンギンというと、ペンギンパレードのように集団でいるようなイメージがありませんか?
しかしイエローアイドペンギンは
ツアーで見る際も1羽ずつです。
繁殖に関しては
- 9月~10月になると、茂みの中の地面のくぼみに卵を2個産みます。
- 卵はオスとメスが交互で温め、31日~51日くらいでふ化します。
- ふ化してから約14週間、ヒナは2月頃に巣立っていきます。
ではどうして、イエローアイドペンギンは絶滅の危機に瀕しているでしょうか?
オタゴ半島のイエローアイドペンギンが絶滅寸前の理由は?
イエローアイドペンギンは、大昔にニュージーランドや南米のあたりに住んでいた体長約2mの巨大ペンギンの子孫といわれています。
現在では
生息しているのはニュージーランドのあたりのみ。
ペンギンの中でもっとも北に住んでいるのが特徴です。
現在では数が大変減ってしまって絶滅の危機に瀕し、絶滅危惧種・保護動物に指定されています。
どれくらい数が少ないかというと
ニュージーランド本土では、約500羽しかいません。
数が激減している原因は以下のようなことがあげられます。
【キンメペンギン絶滅寸前の原因】
- 海水温の上昇
- イヌやオコジョ(イタチ)による捕食
- 漁業や海の汚染の影響
- 伝染病や病気
天敵は海の中ではアシカ・サメ類・カマスなど。
そして陸地では、人間が持ち込んできたイヌ・ネコやイタチです。
ダニーデンのオタゴ半島にいるイエローアイペンギンは
今後20年~40年で絶滅するのではないか、といわれています。
では次に、ダニーデンでイエローアイドペンギンを見学するのに、おすすめのツアーをご紹介します。
イエローアイドペンギンを見るなら【OPERA(元ペンギンプレイス)】

イエローアイドペンギンに絶滅してほしくない!
という思いで、ダニーデンで積極的に保護活動をしている場所があります。
ペンギンプレイスは、1991年から家族で行っている私有地でのペンギンツアー。
ダニーデンの町の中心から車で約40分、ペンギンプレイスを訪れる町からのバスツアーも出ています。

もともとは羊牧場でしたが、イエローアイドペンギンが減少しているのを心配に思い、保護活動と資金を集めるためにツアーを始めたそうです。
ペンギンを見るツアーを行うほかに、家族とスタッフはこんな活動をしていますよ。
【ペンギンプレイスの保護活動】
- ペンギンの住み家の整備
- 病気やケガのペンギンを自然保護庁と協力して手当
- 害獣の駆除
- ペンギンの研究
ペンギンプレイスでは90年代には30以上あった巣が、2018年にはたったの4つのみ。
2004年の春には深刻な伝染病が発症し、約60%のペンギンが死んでしまったそうです。
ペンギンプレイスでのツアーの様子

では実際のツアーの様子をご紹介しますね。
【ペンギンツアーについて】
- ツアーは説明と見学を含めて約1時間30分です。
- 夏でも寒くなることがあるので、厚手のジャケットを持っていくといいと思います。
- 雨の場合は無料でカッパを借りられますよ。
- ツアーが始まるとトイレがないので、開始前に敷地内のトイレを使うことをおすすめします。
- 約1kmほど山道を歩くので、スニーカーや運動靴が最適です。

ペンギンプレイスに到着すると、この大きな切り株の左側に駐車場があります。

車を止めたら、オフィスでチェックインをします。
売店には
絵葉書
ペンギンのぬいぐるみのお土産
などが売っていますよ。
少し小高くなったところです。

チェックインが終わったら、ツアー開始までオフィスのすぐ横の待合場所でパネルなどを見ながら待ちます。

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待合場所の壁に描かれた、イエローアイドペンギンの絵。

ペンギンプレイスの歴史も紹介されています。
さてツアーの時間になったら、20人くらいまでのグループに分けらます。
担当のガイドさんについていきましょう。
最初にレクチャールームに座り、ガイドさんから説明を受けます。
【レクチャールームでの説明内容】
- ペンギンの種類や特徴
- イエローアイドペンギンが絶滅の危機に瀕していること
- ペンギンプレイスでの保護活動
- ツアー中はフラッシュをオフにして下さいといった注意点
などが10分ほどあります。
そしてレクチャールームのすぐそばにあるホスピタルという施設で、病気やケガをしているペンギンを見学する時間です。
夏の間はだいたいペンギンがいると思いますが、冬はいないこともあると思います。
ペンギンはとても怖がりなので
見るところのすき間から手やカメラを出さない
声を出して話をしない
ということを守ってね、といわれます。

私が訪れた2月初めには、30羽近くのペンギンが保護されていました。
多くは栄養失調のヒナで、魚をたっぷり与えて太らせてから海に返すということでした。
動画を撮ったのですが、ヒナはモコモコでとてもかわいかったです。

こちらは個室になっていて、深刻なケガや病気のペンギンたちが入れられています。
ほとんどのペンギンが元気になって海に戻されます。
ホスピタルを見学したら、いよいよマイクロバスに乗り込んで5分ほどでビーチに到着です。
マイクロバスはとても古く、牧場の道はガタガタ!
しっかり窓などにつかまってくださいね。

マイクロバスがビーチ側に到着します。
そして、ガイドさんを先頭にみんなで大自然の中を歩き、ペンギンやオットセイを探します。
お天気がいい日だと、太平洋のすばらしい眺めも堪能できますよ!
広大な私有地で一般の観光客は全くいません、とてもスペシャルな感じです。
ペンギンを探すときは
Hide
という目のところだけが開いた、隠れ小屋のようなものに入ります。
これはペンギンから私たちの姿が見えないようにするためです。
ただペンギンは時間帯によっては見られない場合があります。
おすすめは海から巣に帰って来る可能性が高い、以下の時間帯です。
夏は午後5時以降のツアー
(冬は午後3.45分発のツアーのみです)
1kmほどガイドさんと歩いたら、またマイクロバスに乗ってオフィスに戻りツアーは終了です。
ペンギンプレイスツアーの時間と料金
ウェブサイトではオンライン予約ができます。
ウェブサイトに書かれているツアー料金は、次のようになっています。
(2024年9月現在)
夏と冬で催行される時間が異なるので、詳しくはサイトをチェックしてくださいね。
| 大人 | NZ$65 | 
| 子供(5歳~14歳) | NZ$25 | 
| 5歳未満 | 無料 | 
| ファミリーコンボ(大人2人、子供2人まで) | NZ$150 | 
もしくは町からの観光ツアーでペンギンプレイスが含まれるタイプもあります。
ダニーデンiSITEという観光案内所でたずねるのもおすすめです。
ニュージーランドのイエローアイドペンギンのまとめ
ペンギンプレイスは、皆さんにツアーに参加してもらうことで、ペンギンの保護活動を続けていけるそうです。
ですので、絶滅の危機に瀕するイエローアイドペンギンを守るためにも、ダニーデンに来られたら、ぜひ大自然いっぱいのペンギンプレイスを訪れてみてくださいね。
| 住所 | 45 Pakihau Rd, Harington Point, Dunedin | 
|---|---|
| 電話 | 03 478 0286(NZ国内から) +64 3 478 0286(日本の電話から) | 
| ウェブサイト | https://theopera.co.nz/ | 
| info@theopera.co.nz | 
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