カカポに会えたよ!どんな鳥か詳しくご紹介

カカポ
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世界の中でもニュージーランドに147羽のみ、絶滅寸前の飛べないオウム

カカポ

普段は天敵のいない3つの島で保護されていますが、時々一般にもお披露目されます。

お披露目されるカカポは人懐っこい「シロッコ君」。

愛らしい姿を見ることができたシロッコツアーの様子をご紹介しますね。

その前に

  • カカポってどういう鳥?
  • カカポの特徴は?
  • カカポはどこに住んでいる?
  • どうして数が減ってしまったの?
  • あなたにもできるカカポ保護に協力できる方法

もまとめましたのでよかったら読んでみてください。

カカポってどんな鳥?

カカポは

  • 体が大きく見た目が愛らしい
  • 羽は美しいモスグリーン
  • ニュージーランド固有で絶滅危惧種
  • 飛べない
  • 夜行性のオウム

です。

カカポ」という名前はニュージーランドの原住民マオリ族の言葉、その意味は

夜のオウム

カカポは世界の中でも最も長寿の鳥の一種、なんと80年以上も生きることができるんですよ。

カカポの好きなリムの赤い実

出典:DOCウェブサイト

草食のカカポの食べ物は木の根、葉や実、その中でも好物は「リム」という木の赤い実↑です。

カカポは

世界の中で最も体重が重いオウム

でオスは2~4kg程にもなり、繁殖行動を始める前には1kgもの脂肪をためることができます。

カカポはフリーズする

出典:DOCウェブサイト

驚いたり天敵にあった時は、その場で動かなくなってまさに微動だにせず

モスグリーンと黒のしま模様の羽

で森に溶け込み身を守ります。

性格は個々の鳥によって異なり

フレンドリーなカカポもいれば

気難しいカカポ

もいるんですよ、人間みたいですね!

カカポの特徴は?

カカポの特徴は?

出典:DOCウェブサイト

カカポは見た目が丸くて大きくかわいい鳥ですが、体には色々な特徴があります。

森の中で夜に食べ物を見つけたり危険から自分たちを守るために大切な機能なのでいくつかご紹介しますね。

カカポの大きなくちばし

出典:DOCウェブサイト

大きく強いくちばしと舌

とても大きくて印象的なくちばしは木に登ったり、喧嘩をしたり、食べる時に使われます。

くちばしの内側には溝があり、木の実を噛み砕いて汁を飲みます。

舌も強くて大きく、舌を使って食べ物をくちばしの内側でつぶして消化しやすくします。

カカポの足

出典:flickr

足の形は対指足(たいしそく)

  • 1番目と4番目のつま先が後方を向き
  • 2番目と3番目が前方を向いています。

このしっかりした足で、リムの木に20mほども登って実を食べることができます。

カカポの美しい羽と尾

出典:flickr

大きく柔らかくて美しい羽と尾

大きな羽と尾で木に登る時や降りる時にバランスをとります。

また羽は大変柔らかく、体を暖かく保つのに役立ちます。

美しい「モスグリーンと黒いまだらなしま模様」の羽によって森の中で姿をカモフラージュし、身を守ります。

大きな耳

カカポは夜行性の鳥のため

  • 暗い中で方角を知り
  • 天敵から身を守る

ために大きな耳でよく聞くことはとても大切です。

ブーンサック

オスの胸には繁殖行動の時に「ブーン」という大きく低い鳴き声を出すための袋があります。

強い匂い

は尾の近くにある腺から出され、繁殖の時期には強くなります。

特徴豊かなカカポ、いったいニュージーランドのどこに住んでいるのでしょうか?

カカポはどこに住んでいる?

カカポが現在住んでいる3つの島

出典:DOCウェブサイト

カカポは人類がやってくる前はニュージーランドの山の頂上、森、草原などいたるところに住んでいました。

しかし数が大変減ってしまった現在では野生の猫、イタチ、オコジョ、フェレット、ネズミや犬といった天敵のいない3つの島で保護されています。

  1. コッドフィッシュ島
  2. アンカー島
  3. リトルバリア島

この3か所の保護区でカカポが安全に暮らせているかを、島にいるスタッフが常にチェックしています。

NZの南西に位置するアンカー島オコジョが泳いで到達する距離にあるので、捕獲器を使いオコジョが繁殖しないように警戒しています。

コッドフィッシュ島とリトルバリア島はオコジョが到達する危険性はありませんが、ネズミが増えないように駆除活動が行われています。

カカポはそれぞれ名前が付けられ発信機を装着しているので、どこにいるかを知ることができます。

この発信機は毎年交換されて、その時に健康診断も行われますよ。

カカポの繁殖行動は変わってる?

カカポは毎年繁殖を行わないため、数がなかなか増えません。

繁殖行動を起こす時期はエサの1種類である「リム」の実がたくさんなる2~3年に1度です。

カカポの繁殖行動にはめずらしい点が2つあるんですよ。

  1. 「レック」という繁殖行動
  2. つがいで子育てをしない

①「レック」とはどういう繁殖行動?

カカポの繁殖行動は、世界のオウムの中でもカカポだけが行う

レック

Lek

という変わった方法です。

カカポの好きなリムの木

出典:DOCウェブサイト

リムの実がたくさんなった夏、12月頃の夜になるとオスのカカポは通り道に作ったくぼみに入って

Boom

「ブーン」の鳴き声を再生できます↑

ブーン、ブーン」という5kmほど離れていても聞こえるほど大きな低い声で、20~30回鳴いた後に

Ching

「キィー」の鳴き声を再生できます↑

という金属的で高音の「キィー、キィー」という声で鳴きます。

この繰り返しをなんと

  • 約8時間
  • 毎晩
  • 2~3か月

も続けるんですよ!

メスのカカポはこの声を聴いて、オスの中からパートナーを選びます。

②子育てはお母さんがすべて行う

カカポのヒナ

出典:Stuff

もう1つ鳥として珍しいのは

子育てはつがいでは行わず、お母さんがすべて行う

ことです。メスが

  • 巣作りをし
  • 卵をあたため
  • ひなを育てます

卵は1~4個が多く、30日程でふ化します。

ひなは約10週間で巣を離れますが、お母さんは約6か月ほどエサを与え続けます。

ではカカポはどうして絶滅寸前まで数が減ってしまったのでしょうか?

カカポの歴史

カカポの姿

出典:DOCウェブサイト

ニュージーランドは「羊や牧場」といったイメージがありますよね。

でも実はもともと陸地には哺乳類動物がたったの2種類の「コウモリ」しかいない

鳥の楽園

でした。

鳥たちは地上で襲ってくる天敵がいないので飛ぶことをやめ、ちょこちょこと歩き回って生活するようになります。

そのため長い年月をかけて羽は退化し、飛べない鳥となりました。

中には巨大なワシもいましたが、カカポは上空に天敵を察知すると

じっと動かずフリーズし

その緑の羽のおかげで、空から見ると森の一部のようにカモフラージュ

することができました。

でも1000年ほど前にやって来たマオリの人々や、1800年代にはヨーロッパ人がたくさんの動物を持ち込んできます。

  • ネズミ
  • イタチ
  • オコジョ
  • フェレット など

人間や動物によってカカポを含めた飛べない鳥は

  • どんどんを捕まえられ
  • 生息地を焼き払われたり
  • 他の動物によって食べ物を奪われ

減少の一途をたどり、巨大な飛べない鳥「モア」のように絶滅していきます。

カカポは強い匂いがあり気づかれやすく、繁殖時期には狭い地域に集まるため、一気に捕まえられてしまいました。

カカポを救う活動

カカポリカバリー活動

出典:DOCウェブサイト

1894年に政府は初めてカカポを救おうと動き出しますが、カカポを数百羽移動させたレゾルーション島にオコジョが泳ぎ着き、島のカカポを絶滅させてしまいます。

1949年から1973年には南島のフィヨルドランドでカカポを探す遠征が60回以上も行われましたが、たったの6羽しか捕まえることができませんでした。

カカポはこれ以上いなんじゃないか?

と思われましたが1977年までにはさらに18羽が発見されました、でもメスは1羽もいませんでした。

そんな中で1977年にうれしいニュースが飛び込んできます。

200羽のカカポが、イタチの全くいない南方のスチュワート島で見つかったんです。

でもこの島のカカポも野生の猫によって数が減っていきます。

1987年には環境保全省(DOC)が「カカポリカバリー活動」を始めます。

見つかったカカポは先ほどご紹介した3つの島に移動され、懸命な活動によって

2018年に把握している数は148羽

となっています。

1970年代からのカカポの数の推移グラフです。

カカポの数の変化
カカポの数
200891
2009124
2010122
2011128
2012125
2013124
2014127
2015125
2016125
2017154
2018148

カカポのシロッコ君ツアーの様子

カカポの中でも一番有名なのは

シロッコ

Sirocco

でしょう。シロッコは

1997年3月23日生まれの男の子

Sirocco」とは「北アフリカの砂漠に吹く風」のことで、お母さんの名前は「Zephyr(ゼファー)」意味は「西風」。

風にちなんだ名前が付けられているんですね。

シロッコは赤ちゃんの時に呼吸器系の病気になったため、スタッフの手で育てられました。

そのためとても人懐こく、自分のことは「人間」と思っているふしがあります。

シロッコの国会訪問

出典:DOCウェブサイト

カリスマ的に人気のあるシロッコは

オークランド動物園でお披露目したり

NZ国会を訪問したり(上の写真)

英国BBCの撮影隊がやって来たり

世界に向けてカカポの親善大使の役割をしています。

そんなシロッコにもアクシデントがあったんですよ。

2016年に発信機が機能しなくなり2年近く行方不明となってしまいましたが、2018年に無事に発見されました。

このシロッコがダニーデンの「オロコヌイ自然保護区」にやって来たので会いに行ってきました!

カカポ オロコヌイエコサンクチュアリ

ツアーはインターネットで申し込みむことができ

大人50ドル

約4,000円

でした。

夜行性のシロッコに合わせてツアーも夜、ダニーデンから車で約30分でオロコヌイ自然保護区に到着です。

カカポのポスター

入り口にはシロッコのポスターがあって気分が高まります!

カカポ保護の取り組みポスター

環境保全省(DOC)による「カカポリカバリー活動」の広告。

カカポぬいぐるみ

売店にはシロッコのぬいぐるみ(*^^*)

カカポスライド

ツアーは1時間で、1回に約30人くらいが参加

します。

まず最初にスタッフからスライドを使ったカカポについての説明がありました。

そして説明の後、みんなで暗い道を懐中電灯を使って歩いていきます。

オロコヌイのフェンス

オロコヌイにはキウイや野鳥がたくさんいます。

施設の周りはご覧のような↑フェンスでしっかり囲まれていて、外から猫やネズミなど哺乳類動物が入って来られないようになっています。

途中に2重扉などもあり、かなり厳重にしてあります。

カカポ シロッコツアーのケージ

10分ほど歩いてシロッコ君がいる建物に到着。

カカポ シロッコ横向き

シロッコ出てきてすぐ私たちの近くに来てくれました!

その姿は堂々としたもので「クワァー」と大きな声で鳴きながら、サービス精神たっぷりで前を歩き回ってくれます。

まるで注目されているのを楽しんでいるようです。

カカポ シロッコ正面

フラッシュは禁止なのでちょっとぼやけてすみません、正面の姿がなんとも愛らしい!

カカポ シロッコ美しい背中と尾

大きな背中と美しい尾。

カカポ シロッコ横向き

顔のアップ。

カカポ シロッコとスタッフ

スタッフさんとも仲良し。

カカポ シロッコエサを食べてる姿

途中でエサをパクパク。

カカポシロッコの羽

袋に入ったを触らせてもらいました。

柔らかくて緑と黒のしま模様がきれいでしたよ。

30分たっぷりとシロッコ君の行動を間近で見ることができて感動しました!

カカポを守るのに協力しませんか?

カカポの養子にする方法

出典:DOCウェブサイト

環境保全省(DOC)では「カカポリカバリー活動」の一環として、特定のカカポを養子にするという形で援助を求めています。

100ドルから500ドルの寄付を行うと、証明書やぬいぐるみが送られてきます。

興味のある方はこちらのページをご覧くださいね。

以下のような募金は下のリンクのぺージから行うことができます。

  • 1回限りの募金 One-off donation
  • 毎月継続する募金 Monthly donation

カカポに会えたよ、のまとめ

袋に入ったカカポのシロッコ君

出典:flickr

カカポは人間が来るずっと前からニュージーランドに住んでいた鳥です。

残念ながらその数はとても減ってしまいましたが、DOCの活動のおかげで絶滅せずに私たちはその姿を見ることができます。

繁殖のペースが遅いので急激に増えることはないと思いますが、少しずつでも数が回復すればいいなと思います。

カカポのスーパースター「シロッコ」に今度いつ会えるかはわかりませんが、一般へのお披露目があるようでしたらブログでご紹介しますね!

ダニーデン、オロコヌイ自然保護区のウェブサイト>>>https://orokonui.nz/

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