【トイトゥ・オタゴ・セトラーズ博物館】でダニーデンの人の歴史に触れよう
ダニーデンには大きな博物館がふたつあります。
- オタゴ・ミュージアム
- トイトゥ・オタゴ・セトラーズ・ミュージアム
ダニーデンに来られたら、ぜひ両方とも訪れていただきたいおすすめの場所。
その理由は
- オタゴミュージアム:オタゴ地方の生物、自然、人、科学の展示
- トイトゥ・オタゴ・セトラーズ・ミュージアム:ダニーデンの人の歴史と文化の展示
と違った内容が楽しめるからです。
この記事では、1908年にオープンしたオタゴ・セトラーズ博物館を詳しくご紹介します。
トイトゥ・オタゴ・セトラーズ博物館について
「トイトゥ」という言葉はマオリ語で「永遠の・ピュアな」といった意味があります。
「セトラーズ」は「移民1908開拓者」といった意味で、この博物館では
ダニーデンにやって来た
- マオリの人々
- ヨーロッパからの開拓者、移民
- ゴールドラッシュの金堀りの人々
などについて
- 展示物
- 映像
- 音響
- タッチパネル
をたくさん利用して飽きさせない方法で、ダニーデンの人と文化を知ることができるように工夫されています。
実はダニーデンは、ローラーコースターのようなとてもユニークな歴史を持った町なんです。
その歴史をぜひのぞいてみて下さいね。
外観と受付エリア
セトラーズミュージアムは
- オクタゴンから歩いて5分ほど
- ダニーデン駅のすぐ横
- チャイニーズガーデンにも近く
観光に便利な場所にある博物館です。
入り口はおしゃれな雰囲気ですよ。
こちらが正面玄関、中へ入ってみましょう!
入った受付エリアはとても広くて開放的な雰囲気です。
入場料は無料ですよ🎵
大きな窓ガラスの脇にはこんな変わった形のソファがたくさん!
カフェ
入った右側にカフェがあるので、まずこちらでゆっくりお茶するのもいいですね。
お土産屋さん
カフェの向かいにはお土産屋さんがあります。
レトロな感じの絵葉書や
カラフルなコースター
ニュージーランドの雰囲気たっぷりのお皿など、日本に持って帰りたいものがいっぱい!
蒸気機関車「ジョセフィーン」
受付の左側には、蒸気機関車のジョセフィーン(Josephine)が展示されています。
ジョセフィーンは、イギリスで作られた蒸気機関車です。
1872年からダニーデンやニュージーランド各地で活躍していましたが、1920年に引退してこちらの博物館で展示されるようになりました。
以前は屋外に展示されていたのですが、1960年代に建物内へと移動され現在では博物館のシンボルとなっています。
博物館の展示をご紹介
博物館は1階だけで縦長になっているので、迷うことなく進んで行くことができます。
結構大きな博物館なので
1時間~じっくり見たい場合は2時間くらい
の余裕を持って訪れられるのがおすすめです😊
マオリの人々
展示エリアの入り口では、大きなグリーンストーン、緑の翡翠(ひすい)がお出迎え。
マオリの人々にとってとても神聖な石です。
こちらはマオリの人々が乗っていたカヌーの模型。
マオリの人々は魚を獲ったり、野菜や果物を育てて暮らしていました。
ニュージーランドの先住民マオリの人々と、その後にやって来たヨーロッパからの移民の間では言葉が通じなかったり、文化の違いでしばしばもめ事が起こりました。
時には暴力的な事件に発展することも少なくありませんでした。
1840年にはイギリスとマオリ族との間でワイタンギ条約が結ばれ、ニュージーランドはイギリスの植民地となります。
そして1848年、ダニーデンに初めてスコットランドから移民グループがやってきます。
新しいエジンバラ
この地に最初にやって来たのは、スコットランド自由教会の移民でした。
彼らは町の名前を
ゲール語で「エディンバラ」を意味する「ダニーデン」
とします。
しかし開拓は簡単ではありませんでした。
1848年~1860年にかけてこの地に「第2のエジンバラ」を作ろうと希望をもってやって来たスコットラン人たちは、ダニーデンが泥や森林だらけで変苦労します。
当時の簡素な家の模型を見ることができます。
故郷から遠く離れた地で不安なことも多かったでしょうね。
当時はこちらの大砲で時間を告げていたそうです。
スミス・ギャラリー
スミスギャラリーの部屋に入った瞬間はかなりビックリします!
なぜなら4つの壁すべてに数えきれない肖像画が展示され、みんながあなたを見つめているようだからです。
開拓者たちの肖像画がダニーデンに到着した年代別に分けて飾られています。
タッチパネルでそれぞれの人の詳細も知ることができるので、とても興味深いです。
各壁の一番上が裕福な移民、実力者などです。
こちらはダニーデンの開拓者の中のリーダーかつ牧師の、トーマス・バーンズさんと奥様の肖像画。
彼は数々の教会や、オタゴ大学も設立します。
開拓者たちの航海の様子
スコットランドやイギリスからニュージーランドの船旅はとても長くて退屈なものでした。
狭い部屋にたくさんのベッドがあって、換気も悪く、船酔いする人も続出で大変つらい航海だったことがうかがえます。
Gold, Gold, Gold
ダニーデンのリーダーたちは、オタゴ地方に金(きん)があることを知っていたと言われています。
でも金が見つかって色んな人が集まってくると、自分たちが目指す理想の町ができない、という理由で内緒にしていたそうです。
でもこんないい話、秘密にできるはずがありません!
峠越えをする金堀りたち
1860年台初頭には
- オーストラリア
- アメリカ
- ヨーロッパそして
- 中国
からたくさんの金堀りたちが、一獲千金を狙ってどっとオタゴ地方に押し寄せてきます。
ニュージーランドで一番大きな町へ
ゴールドラッシュ時代の馬車オタゴ地方のゴールドラッシュによってダニーデンの町はニュージーランドの経済の中心となり、一気にもっとも裕福な町になります。
贅沢の限りを尽くした、ビクトリア様式やゴシック様式の建物が町中に建てられます。
こちらはニュージーランド銀行のダニーデン支店で使われていた、有名な建築家のデザインによるゴージャスな机です。
銀行・証券取引所・繊維会社・ウール会社などが次々に設立され、あらゆる産業が発展します。
ダニーデンではエンターテイメントの劇・オペラ・コメディなども行われるようになります。
このポスターのカエルの劇は一体どういう内容なのか気になります…
博物館では、ダニーデンが栄華を極めた1865年~1889年のきらびやかな時代を振り返ることができます。
発展の陰でダニーデンではアルコールや薬物中毒者・犯罪・不衛生な環境から病気が蔓延したりと、良いことばかりではなかったようです。
そんなダニーデンの「ダークサイド、闇」についても知ることができるのが興味深いなぁ、と思いました。
20世紀は変化の時代
そんなきらびやかな時代も、金(きん)が取れなくなってくると一気に衰退してしまいます。
1901年から年から2000年はダニーデンの変化の時代です。
ゴールドラッシュの恩恵がなくなって人口や経済も落ち込みますが、とってかわって大学の町として復活します。
そんな20世紀にダニーデンの人々が使っていた、レトロな家庭用品が沢山展示されています。
このエリアは懐かしさからか、地元の人に大変人気があります。
こちらは洗濯機。
今ならレトロでちょっとおしゃれなオーブン。
学校での歯科検診のポスター。
ダニーデンで以前活躍していたケーブルカーも展示されています。
クリエイティブダニーデン
ダニーデンの音楽シーンは1980年代、「ダニーデンサウンド」と呼ばれ世界的に有名になりました。
YouTubeからいくつかご紹介しますね。
The Clean – Anything Could Happen (1981)
The Verlaines – Death and the Maiden (1983)
バスターミナルのビル
オタゴセトラーズ博物館は開館当時から、何度も改装や拡大をしています。
そのため建物がちょっとちぐはぐなのも面白い点です。
博物館の真ん中の建物は以前バスターミナルだったビル。
出発プラットフォーム
この窓口では、旅の前に買うお菓子が売られていました。
この建物部分もぜひチェックしてみてくださいね!
オタゴの自動車やバイクの展示
最後のエリアでは
- 馬車から自動車への変化
- ハーレーダビッドソンなどのバイク
- ダニーデン人に愛されたタイガーティーの広告のバス
などが展示されています。

車にあまり興味がなくても十分楽しめる展示コーナーです。
トイトゥ・オタゴ・セトラーズ・ミュージアムの詳細
「よくこれだけダニーデンに関して集めたなぁ」と思うほどの見ごたえ十分の博物館です。
町の中心からも近く、無料なので時間があればぜひ訪れてみて下さいね。
- 開館時間
毎日(12月25日は閉館)
午前10時~午後5時
- 無料Wi-Fiが使えます。
- 博物館の周りの路上コインパーキングを利用してくださいね。
| 住所 | 31 Queens Garden, Dunedin |
|---|---|
| 電話 | 03 477 5052(ニュージーランド国内) +64 3 477 5052(日本の電話から) |
| ウェブサイト | http://www.toituosm.com/ |
| メール | toituosm@dcc.govt.nz |
| フェイスブック | https://www.facebook.com/ToituOSM |
| ツイッター | http://twitter.com/OSMDunedin |
| インスタグラム | https://www.instagram.com/toituosm/ |
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