海外でワーホリや留学をしていて、ジャパレスで働くってどんな感じ?と気になっていませんか?
この記事では、オーストラリアの日本食レストランで働いた実体験から、つらかったこと、楽しかったこと8つのポイントを紹介します。

海外で働くのは勇気がいる!
日本でバイトや就業経験があっても、海外で働くってドキドキしませんか?
私が海外で最初に仕事についたジャパレスでの経験から、大変だったことやよい経験になったことをお伝えします。
海外のジャパレスで働いてつらかった3つのこと
最初に、日本食レストランで大変だったことを3つピックアップしました。
私はオーストラリアのブリスベンで英語学校に通い、同時に職探し。
初仕事は、ローカルのオージーが訪れる小さな日本食レストランでした。
相当緊張しながら授業のあとに働き出し、日本とは違うつらさや楽しさがあったのでご覧ください。
英語でのコミュニケーションがきつい
最初にとまどったのは、英語の壁です。
ジャパレスなら日本語ばっかりでは?と思うのはちょっと甘い。
実はローカルの人がたくさんくるので、英語を使う機会がとても多いんです。
まずお客さんが入ってきてかける言葉がわからない…

学校では習わないですからね。
今は店内での喫煙は禁止になっていますが、当時は禁煙テーブルと喫煙テーブルが分かれていました。
そこで、おどおど
タバコどうですか?
と聞いて、変な顔をされてしまいました。
正しくはシンプルに、
でOK。
また、メニューの説明も冷や汗モノです。
日本語なら簡単でも、英語で日本の食べ物を紹介するのは難しい。
照り焼きサーモンのdonってどんなの?
と質問され、
と説明し、ボキャブラリーがない上に全然おいしそうに聞こえず…

注文してもらえませんでした。
そしてお会計のときの世間話もきついものです。
「話しかけずにさっと払って帰って〜」
と祈るのですが、話好きなオーストラリア人は何かと声をかけてくれます。
そんなときに何回も聞き返し「もういいわ」なんていわれ、傷ついたことも。
でもこれは誰でも、どんな仕事についても最初に体験する道です。
もし同じような経験をしたら家に帰って、「どういえばよかったかな?」と調べてみましょう。
フラットに日本人以外が住んでいるなら聞いてみたり、遊び感覚でスタッフとお客のロープレをすると自信がついてきますよ。
海外でのジャパレス就職でまず直面するのは、英語でのコミュニケーションです。
手際のよさ・器用さが求められる
英語のコミュニケーションだけでもオロオロなのに、ジャパレスはやることが多い!
特に飲食店で働いた経験がなかった私が難しく感じた仕事は、次のようなこと。
- ボトルワインやシャンパンをグラスに注ぐ
日本の居酒屋や庶民的なレストランでボトルワインをサーブする機会は少ないですが、オーストラリアでは日常茶飯事。
まずボトルをお見せして、試飲する人のグラスに少し注ぎます。
そして試飲がOKなら飲みたい人におつぎします。
グラスのどのへんで止めるのかも知っておく必要がありますよ。
また白ワインなら、ボトルを氷の入った容器で冷やすこともあります。
- お鍋の用意をする
海外ではめずらしいのか、鍋料理がけっこう人気です。

お客さんたちが興味しんしんのまなざしで注目。
そんななか、お鍋料理をいちから用意するのはドキドキものです。
初めは先輩と一緒にするのがおすすめ。
このようなレストランでの配膳スキルは、違うお店に行っても通用します。
そのため、しっかりマスターしておいて損はありません。
とはいうものの、不器用だとなかなかしんどいものがあります。
雇用関係・仕事の条件は大丈夫?
海外での初仕事で気をつけたいのが、雇用条件です。
現地の会社やお店ならまだ安心ですが、個人的な経験から、日本人やアジア人経営の場合は気をつけるのがいいでしょう。
私の場合は次のような違法のことがらがありました。
- 試用期間がただ働き
- 最低賃金を下回っている
- 雇用の契約書がない
また働いてたお店のルール通り、辞める2週間前にマネージャーに伝えたのですが、

その日を最後に首になりました。
残念ながら、学生・ワーキングホリデーだからと、使い捨てのように扱われることもあります。
立場上なかなか勇気が出ないかもしれませんが、あまりにひどい場合は、
- 店長に正直に訴える
- 身近な現地の人に相談する
など、泣き寝入りせず対策するのがいいと思います。
海外では雇用される側もしっかり権利を主張するのが当然、ということも知っておきましょう。
海外のジャパレスで働いてよかった5つのこと
つらいことや怖そうなことを書きましたが、実際はよかったことのほうが多いんです。
日本食レストランは特に、留学生やワーホリの人が海外で最初につく仕事に向いています。
その理由を5つ紹介しますね。
実践で使える英語が上達する
つらい経験とセットになりますが、ジャパレスとで働くと英語がグングン上達します。
お客さんとの会話だけでなく、ボスやほかのスタッフが日本人以外なら仕事の間はずっと英語の環境です。
まとめるとこんなにメリットがありますよ。
- 毎日使える日常会話が生で聞けて使える。
- 実践英語なのでこの先一生使える。
- 日本の食事を英語で説明できるようになる。
- 電話のやりとりに慣れてくる。
- お給料をもらいながら英語が勉強できる。
レストランでは、電話で席の予約やテイクアウェイの注文を受けることもあります。

同じ内容の繰り返しで慣れてくる。
そのため表情を見なくても英語がわかるようになってきて、自信もたっぷりついてきます。
お給料をもらいながら生の英語が勉強できるので、どんどん積極的に話していきましょう。
おいしい日本食の「まかない」が食べられる
海外で暮らし始めて恋しくなるのが日本食ではないでしょうか?

毎日パンやパスタの生活はさみしい…
ごはんやみそ汁、みりんやしょう油の味付けが食べたい!
と思っても、食材も日本よりかなり高価です。
そこで、仕事をしながらおいしい日本食のまかない(スタッフのごはん)が食べられるジャパレスは最高。
日本ならありきたりなメニューでも、とてもありがたく幸せに感じられます。
新しい友だちが増える
ジャパレスでは語学学校での友だち以外に、新しい友だちができるのもメリットです。
- 日本人同士なら留学やワーホリ情報を交換できる
- 日本人以外なら文化を知ったり、英語の勉強になる
気が合えば一緒にフラッティング(シェアハウス)したり、お金がたまったら一緒に旅行に出かける場合も。
海外で最初に知り合った友人というのは、将来も友情が続くケースが多いんです。
ですので、仕事を通じて新しい友だちをどんどん作りましょう。
収入になる
そして働く大きな目的である、お金が入ってきます。

海外での初収入は本当にうれしいもの。
国によっては、お給料のほかにチップがもらえる場合もあるでしょう。
(残念ながら、オーストラリアとニュージーランドは基本的にチップはありません。)
生活費や学費にすると日本からの貯金を切り崩さなくてもすむようになり、気分的にも余裕がでます。
また留学中ならホリデー期間の旅行、ワーホリならラウンドの資金になります。
どんな風に使うか考えながら、しっかり稼いじゃいましょう。
履歴書に書ける
ジャパレスといえども、立派な仕事です。
次に応募する仕事の履歴書にしっかり書けますよ。
もしマネージャーなどのポジションについているなら、さらに待遇のよい仕事への足がかりにもなります。
海外では新しい仕事に応募する際、
リファレンス
といって、前の雇用主にどんな人か聞くことがあります。
ですので、ボスとよい人間関係を築くことも大切です。
海外の日本食レストランで働くってどんな風?のまとめ
以上、私が実際にオーストラリアの日本食レストランで働いて感じた、以下の点をご紹介しました。
【3つの大変だったこと】
- 英語でのコミュニケーション
- 手際のよさ・器用さが求められる
- 雇用関係・仕事の条件
【5つのよかったこと】
- 実践で使える英語が上達する
- おいしい日本食の「まかない」が食べられる
- 新しい友だちが増える
- 収入になる
- 履歴書に書ける

海外で今からジャパレスの仕事に応募する。
という人はドキドキしますよね。
でもメニューもなじみがあり、日本や日本食が好きな人がくるので、リラックスして笑顔ではっきり話せば大丈夫です。
貴重な体験を楽しみ、英語を上達させ、そしてしっかりお金もためましょう!
ジャパレスと並んでワーホリさんにおすすめなのは、ツアーガイド😊
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