ニュージーランド産バターとは?味・特徴・安全性とおすすめブランドを紹介
ニュージーランドのバターは「風味が濃厚でおいしい」って聞くけど、日本のバターと何が違うのか、安全性は大丈夫なの?と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、NZ産バター大好きの私が、特徴や栄養、味、安全性、おすすめの食べ方までわかりやすくご紹介します。
あわせて、現地でも人気のおすすめブランドや、実際に使ってみて感じた魅力も詳しく解説。
ニュージーランドは、豊かな自然環境の中で育った乳牛から作られる乳製品の品質が高く、バターもその代表的な食品のひとつです。
日本のバターとの違いを知りたい方や、購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください🎵
NZバターの特徴まとめ
- グラスフェッドが主流
- 色が濃い(ベータカロテン)
- 風味が濃厚
- 栄養価が高い
ニュージーランド産バターの主な特徴とは?
ニュージーランド産バターは日本のものと何が違うの?と気になりませんか?
ここではNZバターの大きな特徴をふたつご紹介します。
グラスフェッドバターとは?
ニュージーランドバターひとつ目の特徴は、グラスフェッドバターという点です。
グラスフェッドバターとは?
牧草を食べた乳牛からとれるミルクを原料にしたバター
バターは牛乳から分離したクリームを凝固させた食品。
ですので、おいしいバターを作る秘訣は、おいしい牛乳です。
その点、ニュージーランドはエサと環境に大変恵まれており、牛は濃厚なおいしいミルクを出してくれます。
理由は、NZは全体的に温帯気候で牧草がよく育ち、牛たちは一年中外で牧草を食べられるからです。
NZ乳製品会社のフォンテラによると、次のように発表されていますよ。
- 96%の乳牛がグラスフェッド
- 乳牛は年間350日以上放牧されている
そして、そんな牛乳から作ったバターは濃厚でクリーミー、香りも味もしっかり。
ただ、時期によりグラスフェッドではないこともあります。
夏の雨不足や冬の厳しい寒さ、また大雨が続いた場合などは、干し草や穀類を与えられることもあるそうです。
ちなみに、フォンテラはアンカーという商品名でバターを発売していて、こちらもNZで人気。
日本では、お菓子作りやバターコーヒーにぴったりの無塩タイプが買えるようです😊
栄養が豊富な理由
ニュージーランドバターふたつ目の特徴は、栄養が豊富な点です。
新鮮な牧草をたっぷり食べた牛たちのミルクから作られるバター。
私たちの身体によい、次のような3つの成分が多く含まれます。
オメガ-3脂肪酸とオメガ6脂肪酸
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、全身の細胞膜の材料になるなど重要な働きをする良質の脂肪です。
これらは「必須脂肪酸」と呼ばれ、体内では作れないので、食べ物からとる必要があります。
また最近では、オメガ3と6をただ摂取するだけでなく、バランスが大切といわれています。
参考:NHK:健康には必須脂肪酸「オメガ3」「オメガ6」が重要!油選びのコツ
NZのバターは、オメガ3と6のバランスがほぼ1:1とよいのも特徴です。
ビタミンE
ビタミンEには身体のサビつき、酸化防止作用があります。
また免疫機能を高め、身体に入ってくる細菌やウイルスをやっつけてくれる働きも。
血管の拡張を促し、血管の中で血液が固まってしまうのを防ぐ効果もあります。
参考:厚生労働省:ビタミンE
ベータ・カロチン
ニュージーランド産バターの色が黄色いのは、牧草のベータ・カロチンの色が出ているからです。
ベータ・カロチンは、人間の体内でビタミンAに変わります。
活性酸素が発生するのを抑え、取り除く働きをする栄養素です。
そのため、老化を抑える効果もあると考えられているんですよ。
参考:厚生労働省:カロテノイド
また良質の牛乳から作られるバターは、たんぱく質、ビタミンBも豊富。
以上のように、ニュージーランドで作られるバターは栄養満点!
新鮮な牧草を1年中食べられる環境のおかげで、健康が気になる方にもおすすめのバターです
ニュージーランド産バターの味や見た目は?
NZのスーパーに行くと、多くのバターが並んでいてどれを買うか迷ってしまいます。
そんななか、私のおすすめは「ウエストゴールド」というブランド。
ウエストゴールドは、過去にNZのベストバター賞を受賞しているんですよ。
ではさっそくバターを冷蔵庫から取り出します。
パッケージはこのような銀紙。
おいしいバターは、銀紙で包まれているタイプが多い気がします。
実際、銀紙は香りや品質が落ちるのを防ぐ効果があるそうですよ。
バターの包み紙には、こんな風に50gずつの目盛りが書いてあります。
量るのが面倒なときに助かる!
中身はゴールデンカラー。
最初は色が濃くてビックリしたのですが、ビタミンAになるベータ・カロチンが多いため強い黄色をしています。
栄養が豊富な証拠なんですね。
切ってそのまま少し食べてみると、コクがありしっかりとバターの味がします。
こちらは有塩タイプ、ほどよい塩気が口にふわっと広がる!
ニュージーランドで人気のおすすめバター
ニュージーランドで一番おいしいバターは?
続いて、NZで最良のバターをご紹介します!
2019年にNZのベストバター賞を受賞したのは、私もお気に入りのウエストゴールドのバター。
Westgold Salted Butter
ウエストゴールド 有塩バター
ウエストゴールドは、南島の西海岸で1893年からバター作りをしている会社。
特にバター作りに最適といわれる、ジャージー種の濃くて味わい深いミルクを材料にしています。
この高品質のクリームを、「チャーン製法」という伝統的な装置を使い撹拌(かくはん)してバターを製造。
効率的な方法ではなく、昔ながらのやり方にこだわっているのがいい感じです。
参考:Westland Milk Products : New Zealand’s Best Butter comes from Hokitika
日本でもウエストゴールドのバターが買えますので、NZで1番の賞を取ったことのあるバターをぜひ体験してみてください。
- 有塩(一般的な使い方にOK)
- 無塩(お菓子作りに最適)
ニュージーランド産バターのおすすめの食べ方
ニュージーランドのバターは、風味や味がしっかりしているのが特徴。
いろいろ使ってみて、おいしいと思った使い方を5つご紹介します。
トーストにたっぷり塗る
一番簡単にNZのバターの風味や味を楽しむ方法は、焼き立てのトーストにたっぷり塗って食べる!
ちなみに、NZの食パンは写真のようにかなり薄切りで、焼くとカリカリになります。
ただバターって硬いですよね〜。
かといって電子レンジで温めると、水分が出てしまい、味が劣化するような気がします。
そこで私は前日の夜に使う分を切って、常温に戻しています。
じゃがバターやベイクドポテト
ほくほくのジャガイモに有塩バターをたっぷりのせると、満足感のあるおかずになります。
ベイクドポテトはジャガイモを皮のままオーブンに入れ、25分位グリルするだけ!
ホクホクのポテトに切り目を入れ、バターと塩をかけたら簡単副菜のでき上がりです。
サワークリームを一緒にのせると、おいしさ度がアップしますよ。
ステーキのソース
濃厚なニュージーランドのバターは、ステーキソースにするとコクがあってお肉にマッチ。
特にガーリックバターソースや、マッシュルームソースがおすすめです。
そのほか、バターの面白そうなレシピがあったのでご紹介しますね。
みそバター
【材料】
- 白みそ:大さじ1
- 室温に戻した無塩バター:100g
混ぜるだけ!
うまみが効いてお肉や野菜にぴったり。
わさびバター
【材料】
- ねりわさび:小さじ2〜3
- 室温に戻した無塩バター:100g
- すりおろしたライムの皮:お好みの量
- 細かく切ったネギ:大さじ1
わさびとバターはいかにも合いそう。
こちらも混ぜるだけとお手軽に完成です♪
ステーキだけでなく、魚料理、焼きとうもろこし、ローストした根菜類にもアクセントを効かせるソースになります。
参考:Stuff : Making New Zealand butter the best
温野菜
出典:eat well : Steamed greens with pistachio nut and kaffir lime butter
風味が豊かなNZ産バターは、温野菜にもピッタリです。
どんな野菜でも合いますが、次のような食材が特におすすめだと思います。
少し芯が残るくらい塩ゆでし、バターと塩黒コショウで味付けするだけと簡単にできるので、忙しいとき食事の付け合せに。
栄養がたっぷりとれる、素材の味を活かしたおいしいおかずの完成です。
- ブロッコリー
- さやえんどう
- グリーンピース
- カリフラワー
- ニンジン など
お菓子作り
ニュージーランドのスイーツはちょっと甘すぎるのが玉にキズなんですが、オーブンから出したてホカホカのマフィンやスコーンは最高です😍
NZのバターは、スイーツ作りに万能。
お菓子作りのときは、塩分が入っていない「無塩バター(Unsalted)」を使うのがコツです。
ただ、一点だけ私の個人的な感想なんですが…
ホットケーキやパンケーキを作るときに、フライパンで直接バターを熱すると、ちょっと脂肪分のにおいが気になる…
夫は気にならないそうなので、人によって違うかもしれません。
バターコーヒー
こちらは番外編。
私は実践したことがないのですが、減量に効果的といわれるバターコーヒーにはニュージーランド産のバターが必須!
なぜなら、牧草を食べている牛からとれる栄養たっぷりのバターだからです。
日本でも本が何冊か出ているので、ダイエットに興味のある方はぜひご覧くださいね。
以上のように、NZのバターは脂肪分が多く濃厚でクリーミーな味、そして豊かな風味を活かしたレシピがおすすめです。
ニュージーランド産バターの保存方法
バターは常温保存?冷蔵する?
ウエストゴールドのサイトによると、6度以下冷蔵庫に入れるのがよいそうです。
たくさん買った場合、6ヶ月まで冷凍もできるそうなので便利。
逆にNGなのは、直射日光に当たるところに置くこと。
色や味がとても変になってしまいます!
劣化するのは、バターの脂肪分が酸化してしまうからです。
いちいち銀紙をめくったりしめるのが面倒な場合は、バターケースを使うのもおすすめ。
日本にはおしゃれなバターケースがいっぱいありそう!
正しい保存方法で、最後の一切れまでおいしくバターを食べたいですね。
参考:一般社団法人Jミルク:バターの扱い方や長持ちさせるコツ
ニュージーランド産バターの安全性は大丈夫?
海外のバターは安全なの?と気になる人も多いと思います。
実は、ニュージーランドの乳製品は過去にこんなふたつの問題を起こしているのでご紹介します。
まず、2012年にNZの濃縮乳清タンパク質から、「ボツリヌス菌」という毒性のある物質が検出されました。
濃縮乳清タンパク質は乳幼児用粉ミルク、幼児用粉ミルク、スポーツドリンクなどに使用される製品です。
原因は、工場の汚染されたパイプだったようです。
そのため、中国ではNZ産の粉ミルクは買わないという人が増えました。
参考:チャイナネット:NZ産乳製品からボツリヌス菌検出 中国人の信頼を裏切る
そして同じ2012年に、粉ミルクから「ジシアンジアミド」という化学物質が検出されています。
そのため、スリランカでは粉ミルクをリコールしました。
参考:AFPBB:NZフォンテラがスリランカで粉ミルクをリコール、政府が指示
NZ政府は、ジシアンジアミドは毒性がなく、温室効果ガスを減らす効果がある物質と説明。
約5%の牧場が年に2〜3回使用していましたが、2012年以降ジシアンジアミドの使用を禁止していると安全性を強調しています。
参考:NZ政府Webサイト
私が知る限りでは、今までバター自体に問題があるということはないようです。
私は個人的にあまり気にせず食べていますが、このようなNZの乳製品に関するニュースを聞くと、不安になってしまいますよね。
このような問題からではないのですが、NZでは乳製品離れも話題になっています。
NZにとって大切な産業である酪農を守るため、現在は品質管理も非常に厳しく行われていると感じています。
まとめ
ニュージーランド産のバターについてまとめると…
- 新鮮な牧草を食べている「グラスフェッドバター」
- 色はゴールデン・濃い黄色
- 味はコクがありクリーミー・香りも強い
- 栄養価が高い
- 焼き立てトーストやお菓子など使いみちもたくさん
次のような方にはNZ産のバターをおすすめします😊
- ニュージーランドで食べたバター味が忘れられない。
- バターコーヒーでダイエットしたい。
- 栄養価が高いバターを選びたい。
濃厚ミルクで作られるバターはおいしいですよ〜。
輸入食品を扱うスーパーなどでぜひ探してみてくださいね、もしくはネットでも買えるようです。
出典:
出典:
出典:eat well :
