ニュージーランドの食品持ち込みルール|これ持っていける?OK・NG例と申告・罰金を解説【2026年】
ニュージーランド旅行の準備をしていると
- これって持ち込んでいいの?
- 食品はどこまで申告が必要?
- うっかり持って行って罰金になったらどうしよう…
と、不安になりませんか?
特に初めてだと、「どこまでが大丈夫なのか分からない」と感じる方も多いと思います。
ニュージーランドは自然保護のため、食品や持ち物の持ち込みルールがとても厳しい国です。
そこで、この記事では
- 申告する必要のあるもの
- 没収されやすい食品の特徴
- 日本人が見落としやすいもの
- 申告しなかった場合の罰金
を中心に、できるだけわかりやすくまとめました。
出発前にざっと読んでおくだけでも、不安がかなり減ると思いますのでぜひ参考にしてください。
知っておきたい3つのポイント
ニュージーランドの持ち込みルールで、特に重要なのはこの3つです。
- 食品はすべて申告する
- 申告=即没収ではない
- 申告しないと400NZドルの罰金の可能性あり
食品をはじめ、電子入国申請書で該当する品目はすべて申告することがもっとも大切なルール。
しかし、申告は検疫官(バイオセキュリティ担当官)が内容確認の手続きをとることなので、申告したからといってすべて没収されることはありません。
ただ、申告をしていないと、持ち込めないものを持っていたときはもちろん、持ち込めるものであっても罰金の対象になる可能性があります。
自己判断せず、食品を持っている場合はもちろん、食品以外のものでも少しでも迷った場合は、オンラインの入国・税関・検疫に関する申告(NZTD)で「はい」と申告しておきましょう。
【重要】ニュージーランドの持ち込みルール
ニュージーランドでは、自然や生態系を守るために、食品や植物・動物由来のものの持ち込みが厳しく管理されています。
公式サイトでは、ニュージーランドにとってリスクがある食品の例として次のように書かれています。
- 食品(すべて対象)
調理済み・未調理・生・保存食品・包装済み・乾燥食品など、あらゆる食品が対象です。 - 動物または動物由来の製品
肉、乳製品、魚、はちみつ・蜂製品、卵、羽、貝殻、原毛、皮革、骨、昆虫など。 - 植物または植物由来の製品
果物、花、種、球根、木材、樹皮、葉、ナッツ、野菜、植物の一部、菌類、つる植物、竹、わらなど。
しかし、私の経験上、申告した上で検疫官の判断によって持ち込めるものも多くあります。
そこで、日本人が持っていくことの多い食品をわかりやすく整理しました。
注意が必要な食品/持ち込みやすい食品の目安
ニュージーランドでは、すべての食品が申告対象です。
たとえ少量でも
- お菓子
- インスタント食品
- 加工食品
なども含めて、すべて申告が必要です。
また、ニュージーランドの自然や生態系に影響を及ぼすものが含まれているか、いないかが基本になっています。
そのため、ここでは公式サイトや私の経験から、「避けた方がいい/注意が必要/比較的通りやすい」の3つに分けて解説します。
① 避けた方がよい食品(没収リスクが高い)
- 肉製品(ジャーキー・サラミ・ハム・ソーセージ・レトルト肉など)
- はちみつ・はちみつ製品
- 生の果物・野菜
- 未加工の種・穀物
これらは検疫リスクが非常に高く、申告しても没収される可能性が高い食品です。
また、検疫官が中身や原材料がどれくらいはっきり確認できるかも重要なポイントです。
この考えから、次のような食品も注意が必要です。
- 手作りのおにぎりやお菓子(原材料が確認しにくい)
- 複数の食材が混ざっている食品(原材料が複雑)
- 開封済みの食品(内容や状態が確認しにくい)
- 冷蔵保存が必要な食品(傷みやすく状態が変わるため)
これらは検疫官が判断しにくく、没収される可能性があるため、持っていくのは避けた方がよいでしょう。
② 注意が必要な食品(中身によって判断される)
- カップラーメン
- インスタント味噌汁
- ふりかけ
- だしの素
- レトルト食品(カレーなど)
- マヨネーズ
- 梅干し
- ハーブティー
- 茶葉(ルーズリーフ) など
加工食品でも、次のような原料が含まれている場合は内容をチェックされやすくなると感じます。
- 肉エキスや魚由来成分
- 乳製品
- 種や果実などの植物由来原料
③ 比較的通りやすい食品(申告は必要)
- 未開封のお菓子(チョコ・飴・ビスケットなど)
- ティーバッグ(緑茶・紅茶など)
- パックごはん(レトルト白米)
未開封の市販品で、原材料が低リスクでシンプルなものは比較的スムーズに通ることが多いと感じます。
また、原材料以外の点では、次のポイントをクリアしていると検疫官も判断しやすいでしょう。
- 市販品である
- 未開封である
- 常温保存できる
- 原材料や内容が確認できる
原材料以外の点に関して、具体的に持ち物に当てはめるとこんな感じになります。
- 買ったままのパッケージで持ってくる(開封しない)
- 手作り食品は避ける
- 原材料が複雑なものは避ける
- 未加工・自然に近い食品は避ける
- 冷蔵が必要な食品は避ける
- 個人利用の範囲にとどめる(大量に持っていかない)
また重要な点として、たとえ持ち込める食品でも、申告しなければ罰金が科される可能性があります。
食品は必ず申告して検疫官に確認してもらいましょう。
迷った場合は持っていかないことで、入国時の心配が減るのは間違いありません。
日本食のメジャーなものはニュージーランドのアジアンスーパーなどでも手に入るようになっていますので、現地で購入するのもありです。
食品以外の持ち物
食品以外でも以下のようなものは申告対象になります。
厳しいな…と感じるかもしれませんが、申告=即没収ではありませんので、電子入国申請書では自己判断せず、迷ったものも申告しておきましょう。
動物・植物由来のもの
- 動物由来製品
- はちみつ製品(化粧品・サプリメント・医薬品を含む)
- 植物または植物由来製品
- ハーブ薬
- 中国・アジア系の伝統薬
- 健康食品・サプリメント
- ホメオパシー製品
- 植物由来の化粧品
アウトドア・スポーツ用品
- 釣り・ウォータースポーツ用品
- ダイビング器材、ウェットスーツ、ウェーダー
- 釣り竿、ライン、フック、フライ
- ゴルフ・スポーツ用品
屋外で使用したもの(特に重要)
- 靴(特にハイキング・トランピング用)
- テント・キャンプ用品
- 狩猟用品(衣類・バックパック含む)
- 農作業や屋外活動で使用したもの
屋外で使用した器具には、土や種子が付着している可能性があるため、しっかりクリーニングしておくことが重要です。
日本人がやりがちな見落とし
私たちがやりがちとも言えるのが、「これくらいなら大丈夫」と思って申告しないケースや、うっかり忘れてしまうケースです。
- カップラーメン・レトルト食品(加工されているから大丈夫と思いがち)
- 機内で残した軽食(サンドイッチ・チーズなど)
- 開封済みのお菓子やガム
- 飲みかけのペットボトル飲料(ジュース・お茶など)
- 日本の空港で買った軽食(菓子パン・おにぎりなど)
実はこれ、すべて申告対象です。
意外に多いのが、手持ちのバッグに入れたまま忘れてしまうケース。
スーツケースに入っているものより手持ち荷物にはリスクが高いもの(開封済みや生モノなど)が入ってしまっている場合もあるので、飛行機から降りる際に再度確認しましょう。
検疫チェックのエリアには、リスクのあるものを入れられる廃棄ボックスが設けられています。
ですので、検疫官と対面する前に処分することも可能ですよ。
申告しなかった場合(罰金とリスク)
空港では以下のようなチェックが日常的に行われています。
- X線検査
- 荷物の開封チェック
- 検疫犬によるチェック
申告が必要なものを持っているのに申告しなかった場合、400ニュージーランドドル(約3〜4万円)の罰金が科される可能性があります。
場合によっては、別室で厳しく確認されることも。
つまり、「バレないだろう」はほぼ通用しません。
リスクがあると判断されたものはその場で没収されるだけなので、必要以上に心配する必要はありませんよ。
該当するもの、迷ったものは「はい」と申告しておきましょう。
NZTD(入国・税関・検疫に関する申告)での選び方
ニュージーランドのオンラインによる入国・税関・検疫に関する申告では、持ち物について、次の項目に分けて申告します。
- 食品
- 動物または動物製品
- 植物あるいは植物由来製品
- 生物関連品
- 各種用具
- アウトドア用品
「食品」というのが一番上にあると思いますが、持っているのに
- 加工品だから大丈夫かな?
- なんだか怖いから「いいえ」にしておこう
という判断はとても危険です。
リストに載っていない食品を持っている場合は、食品一番下の「その他」もチェック印をつけておきます。
食品には動物・植物由来成分が含まれていることがほとんどだと思うので、該当する場合は、次の2つも「はい」にしておきます。
- 動物または動物製品
- 植物あるいは植物由来製品
「申告=没収」ではなく、持ち込めるかどうかを確認するための手続きなので、判断に迷うものも「はい」を選んでおきましょう!
申告後の流れ
「申告したらどうなるの?」と不安な方も多いと思いますが、空港での流れは次のようになっています。
ここでは、オークランド国際空港の例をご紹介します。
- 事前にNZTD(入国・税関・検疫に関する申告)で「はい」を選んでおく
- 入国後、申告レーンへ進む
- 検疫官に持ち物を伝える
- 問題なければそのまま通過、もしくは持ち物を確認
所要時間は、その時間に到着する便数にもよりますが、申告ありの列に並んでから、対面まで5〜15分程度が目安です。
順番が来ると、検疫官にパスポートを渡し、持ち物について簡単に聞かれます。
問題がないと判断された場合は、そのまま空港に出られる列へ向かいますが、検疫犬にスーツケースのまわりをよくチェックされます。
止められなければそのまま通過してOKです!
チェックが入る場合
持ち物の確認が必要と判断された場合は、X線検査の列に案内され、スーツケースや手荷物の中身を確認されます。
確認では、「どこで買ったか」「これは何か」「どんな材料が使われているか」などを聞かれることがあります。
また、申告済みのものでリスクがあると判断された場合は、その場で没収されます。
正しく申告していれば、没収されるだけで罰金になることはありません。
私はこれまでにスーツケースの中身を確認されたことがあり、実際にはこんな流れでした。
- シンガポールで購入したカヤジャム
→ その場で取り出して原材料を確認され、そのまま持ち込みOK
- 日本の園芸店で購入した野菜の種
→ 確認のうえ、持ち込み不可と判断され没収
その場で確認されるだけなので、落ち着いて対応すれば大丈夫ですよ。
空港でのやり取り(英語が不安な方へ)
持ち物チェックというだけでも不安なのに、英語でやり取りするのは緊張する…と感じるのではないでしょうか?
でも、日本人旅行者に慣れている検疫官が多くいることも経験から知っています。
正直に、はっきり、ゆっくり、大きな声で、相手の目を見て簡単な英語で言えば、大丈夫ですよ。
最初に使える簡単なフレーズ
まず、「Hello」などと挨拶をした後、検疫官から
- Do you have any food?(食品をもっていますか?)
- What kind of food do you have?(どんな食品をもっていますか?)
など、申告したものに関して聞かれることが多いです。
ここでは、次のような感じで、持っているものを簡潔に答えましょう。
- Yes, I have some food.(はい、食品を持っています)
- I have some snacks.(お菓子を持っています)
これだけでも十分伝わりますよ。
その後よく聞かれる質問
申告したものを確認した後、よくある質問が
Do you have any animal products?(動物由来の製品を持っていますか?)
肉・魚・乳製品などが含まれている食品があれば「Yes」の後に、次の例のように続ければOKです。
- I have some instant noodles.(インスタントラーメンがあります)
- I have some packets of miso soup.(味噌汁を持っています)
- I have a packet of curry with beef.(牛肉のカレーを持っています)
わからないときに使えるフレーズ
考えても質問の内容が理解できない、持ち物についてわからないときがあるかもしれません。
そんなときは
- I’m not sure.(よく分かりません)
- I wasn’t sure, so I declared it.(わからないので申告しました)
ポイントとしては、正直に伝えることが大切なので、わからないときになんでも「No」といってしまうと、後でトラブルになる可能性があります。
「I’m not sure」と正直に答えて検疫官に委ねれば、リスクのありなしを判断して進む通路を示してくれるでしょう。
医薬品の持ち込みについて
ここまで食品について解説してきましたが、医薬品はまったく別のルールで管理されています。
日本では普通に使っている市販薬でも、成分によってはニュージーランドでは制限されていることがあります。
特に注意したいのは、
- 風邪薬
- 鼻炎薬
- 睡眠補助薬
などです。
知らずに持ち込むとトラブルになるケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
▶︎ニュージーランドに薬は持ち込める?市販薬・処方薬のルールと注意点
まとめ
この記事では、ニュージーランドの持ち込みに関して、食品を中心に次のようなポイントをご紹介しました。
- 食品はすべて申告する
- 申告=即没収ではない
- 申告しないと400NZドルの罰金の可能性あり
食品、動物由来、植物由来のものは基本的にNZの生態系や環境へリスクがある、という大変厳しいルールがあります。
一方、個人的な経験から持ち込めるケースも多いと感じますが、最終判断は検疫官次第です。
この記事でご紹介したように、リスク判断がどんな理由に基づいているかを少しでも把握しておくと、心配や、買ったものが無駄になることも少なくなると思います。
また、日本人がやってしまいがちな見落としポイントもありますので、出発前に再度この記事を見て確認してみてください。
該当するもの、迷ったものはすべて申告し、あとは検疫官に判断を委ねる。
そのあとはニュージーランドの旅をめいっぱいお楽しみください 😊
なお、この記事では食品の申告や検疫の流れを中心に解説しました。
飛行機を降りてから、入国審査・荷物受け取り・検疫・到着ロビーに出るまでの全体の流れは、こちらの記事で詳しくまとめています。
※本記事は一般的なルールと私個人の経験をもとに解説していますが、最終的な判断は入国時の検疫官によって異なります。
ニュージーランド旅行の準備はこちらもチェック
旅行前に準備しておきたいポイントもまとめていますので、お役立てください ✈️

