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ニュージーランドで仕事への価値観が変わり人生気が楽になった話

ニュージーランドで仕事への価値観が変わり人生気が楽になった話 オピニオン

先日ツイッターで、こんなつぶやきをしました。

この記事では、

仕事に関する自分の価値観が変わり、人生楽になったよ。

という経験をお伝えしたいと思います。

日本じゃありえない?NZなら結構普通にある仕事のこと

日本じゃありえない?NZなら結構普通にある仕事のこと

ツイッターにも書きましたが、NZに来たころは仕事に対するニュージーランド人の考え、というかNZのお国柄が衝撃的でした。

思い浮かんだ実例はこんな感じです。

  • カスタマーサービスに電話し「折り返します」といわれたのに全然かかってこない。
  • 水道屋さんや電気屋さんはアポを忘れがち、予定変更もよくある。
  • 6時閉店のお店は5時50分にドアを閉めてお客さんは入られなくなり、6時ピッタリにクローズ。(中にいても、お店から出ていかないと申し訳ない雰囲気になります😂 )
  • 新築ビルは、できた部分からちょっとずつオープンする。
  • 会社員は金曜の昼からビール飲んじゃって週末気分。
  • ちょっとのカゼで休む。
  • 仕事が残っていても残業はしない、したら必ずその分お給料をもらう。
  • ラグビーやクリケット(NZで人気のスポーツ)の放送が夜中にあった週末後の月曜は病欠が多い。
  • 休みは好きなときにまとめてしっかり4週間とる。(引き継ぎはほとんどない。)
  • 自営業者、クリスマスは稼ぎ時でも家族優先で休む(これは私とニックのこと、また国際恋愛について書きたいと思います。)

ぱっと思いついただけでもこんな風なので、考えたらもっとありそうです。

最初は

仕事に対してなんてのんびりしていて自己中心、いい加減なん!

と理解できずイライラ、怒りともどかしさがつのりました。

でも、今思い返せば、結局何とかなって、特に深刻な被害はないんです

よく考えたら、首相も産休とってるんですよね。

国民も、おおむね賛成だったような気がします。

そんな中、私が日本で当たり前に考えていた

  • 仕事はまじめに
  • サービス残業は当たり前
  • 期日は死守する
  • お客様は一番大事
  • しんどくても迷惑がかかるから休まない

という価値観もだんだん変わっていくようになります。

とはいうものの、職種によっては本当に困ることも…

これはちょっと困る!と思ったお医者さんの話

これはちょっと困る!と思ったお医者さんの話

私はオタゴ大学の医学部で事務職をしていたんですが、あせったことがありました。

それは、専門医がこぞって同じ時期に長期休暇をとること。

特に、スクールホリデー・年末年始・イースターといった長期休暇は、内科のお医者さんがいっせいに出かけてしまって、ジュニアドクターがアタフタ…なんてことも。

ある内科の先生は、長期休暇に行くときメールの自動返信に

「今クイーンズタウンでスキーとワインを楽しんでいま〜す。

〇〇日に帰りますが、休暇中にきたメールは全部削除するからね!

重要なメールだったら戻ってきてからもう一度送ってください」

もう、ここまできたらあきれるを通り越して、笑ってしまいました。

それに講義の予定を忘れて生徒さんが待ちぼうけ、ということもたびたび。

お医者さんは人の命を預かっているので、もうちょっとなんとかならないかな〜と思ったけど、あわせるしかないんですよね。

無理しなくても何とかなるんだね、と気が楽になった理由は?

無理しなくても何とかなるんだね、と気が楽になった

さて、ニュージーランドに来てから仕事に対する態度にびっくりすることだらけ。

しかし、徐々に慣れるにしたがい、気持ちに変化が起きてきました。

それは

あれ、人も私に対して仕事をカリカリ一生懸命する期待をしていない?

ということに気づいたからです。

日本にいたころの私は、仕事は自分に厳しく人にも厳しく、という感じでした。

自分やほかの人のミスも許せなかったし、完璧になんでもやるべき、仕事もなまけてはいけない。

NZに来てからも最初は同じように考えていました。

なので、仕事のときはNZ人のゆるさや、のんびりさが耐えられなかった。

でも一度、仕事で大きなミスをしたときに上司は

No worries!

気にしなくていいよ〜、誰にでもミスはあるから

と笑って許してくれたんです。

そう、NZ人は自分に甘いところがあるけど、人にもいい意味でそこまで期待していない、と気づきました😂

その結果…人にも自分にもやさしくなれた

その結果…人にも自分にもやさしくなれた

NZでは、他人に無理ながんばりを期待していない。

それは仕事だけではなく、一般的なことにもいえます。

  • 英語が上手に話せない
  • スポーツが上達しない
  • なかなか痩せられない
  • 料理がおいしくできなかった

そんなとき、ニックはいつも

Don’t be hard on yourself.

(自分に厳しくしなくてもいいよ。)

と声をかけてくれます。

そう、無理をしなくても急がなくても、カリカリしなくても、世の中何とかなるんです

ニュージーランドものんびりした人が多い中で、国は平和に機能しています。

もちろん改善すべき深刻な問題もあるのは事実。

でも、私のような一般市民がストレスをためて働いても働かなくても、大きな変化はないでしょう。

それからは私も、自分にプレッシャーを与えない、そして人が間違っても気にしない寛大な気持ちで対応する

という風に変わっていったんです。

そうすると人生本当に気が楽になりました。

ちょっとやそっとのことではイライラしない新しい自分が誕生

決して日本が悪いといってるのではありません。

私も日本に里帰りして短期で働いたときは、上司や職場の雰囲気に速攻で適応しました。

ただ、環境で人の価値観は変わる、そして人は変われるということを学んだということです。

まとめ

ニュージーランド人の仕事に対するちょっとゆる〜い態度。

それは自分や家族を大事にし人にやさしくなれる、フレンドリーでのんびりしたお国柄の一面なんだと思います。

もし、あなたが日本で窮屈な思いをしている、自分をがんじがらめにしてしんどい、そんなときは環境を変えるのもいいかもしれません。

今絶対だと思っている常識は、異なる環境だとまったく違うかもしれないからです。

私の場合は、そんな環境にまずやってきてから気づきました。

今なら、自分から新しい環境に身を移すのもいいのでは、と思います。

がんばりすぎなくていいんです

あなたががんばらなくても、よい意味で世の中たいがいのことはどうにかなるんですから

そのことをニュージーランドで身をもって経験しています。

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