ニュージーランドのスラングがいっぱいの本
ニュージーランドで生活していると多くの
独特の英語表現
カジュアルなスラング
辞書にも載っていない単語
に遭遇します。
そんな言葉初めて聞いた!
と言うと、キウィ達は無意識に使っている言葉なので
何がおかしいの?
と驚かれるのですが、実は
ニュージーランド人が使う、単語や表現を集めた1冊の辞書
ができていました。
この記事では、初めて耳にする表現もあるのではないか?と思うものを
からいくつかご紹介します!
「The Godzone Dictionary」ってどんな本?
本を書いたのはニュージーランド人の
もともと学校の先生で、テレビのクイズ番組の司会をしたり、たくさんの本を書いている方です。

出典:Localmatters
ニュージーランドに来る旅行者がたびたび驚いたり、困惑する
をAからZまで順番に紹介している、190ページの本です。
Godzoneとは?
題名のGodzoneというのは
God’s Own Country
神の恵みの国
という意味で色んな国を表すのに使われています。
ニュージーランド人は、100年以上も自国をこのように表現しているそうです。
Godzoneを広めたのは、ニュージーランド第15代首相の
彼は1906年、オーストラリアからニュージーランドに帰ってくる際
今から「神の恵みの国」に帰ります。
と電報を打ったそうです。
でも皮肉なことに彼は130kgの巨漢で健康状態もよくなく、電報を送った次の日に60歳の若さで亡くなってしまいます。
ニュージーランド人が親しみを込めて呼ぶ、Godzoneの言葉がたくさん詰まった本です。
NZのスラング・言葉・表現を本からご紹介
この本は「辞書」というだけあってたくさんの言葉が載っています。
今回はその中で、私も使ったり、よく聞くものをいくつかご紹介したいと思います!
ニュージーランドのお菓子
まず最初に、ニュージーランドではおなじみのお菓子からです。
- Afghan (アフガン)
チョコレートコーティングがたっぷりのクッキー、クルミがのっています。

出典:Countdown website
- Anzac (アンザック)
シロップとオーツ麦が材料のクッキーで、紅茶と一緒に食べるのにピッタリです。

ちなみにクッキーのことはよくBikkies(ビッキーズ)って呼ぶんだよ。

出典:Countdown website
- Custard Square (カスタード スクエア)
ニュージーランド人はスクエアやスライスと呼ばれる焼き菓子が大好きです。
オーブンで焼いたお菓子で、四角にスライスしてあります。
ただ、そのひと切れが大きくて甘いこと!
カスタードが挟まっているのが、カスタードスクエアです。
ニュージーランドの生活に関する言葉
次にニュージーランド人の生活に関する言葉です。
- Crib(クリブ)または Bach(バッチ)
別荘のことです。
ニュージーランド人は週末やホリデーを過ごすための別荘を持っている人が多く、ビーチや森の近くにあります。
別荘といっても豪華なものばかりではなくて、シンプルな小さな家も多いんですよ。
北島と南島で呼び方が違って
北島では「バッチ」
南島では「クリブ」
と言います。
- Cuppa(カッパ)
お茶、コーヒー、紅茶などのことです。
Shall we have a cuppa?
お茶の時間にする?
- Tea (ティー)
これも普通は、お茶っていう意味ですよね。
でも実はよく使うのが、Dinner・夕食という意味です。
知らないと困惑してしまいますよね。
Do you wanna come around for tea tonight?
今晩ご飯食べに来る?
- Morning Tea(モーニングティー)
- Afternoon Tea(アフタヌーンティー)
- Smoko(スモーコ)
もう1つお茶関係から、上記は朝と午後のお茶休憩のことを言います。
ニュージーランドの会社で働いていたら、ほぼ朝、午後のお茶休憩があります。
私が働いていた職場なんて、朝は10時半から11時15分まで、お茶とお菓子でぺちゃぺちゃ喋るなんてよくありました。
SomokoはSmoking break・タバコ休憩からきたようですが、最近タバコを吸う人はめっきり減りました。
- Nibbles(ニブルズ)
手で食べられるフィンガーフードや、ちょっとしたスナックのことです。
パーティーに行くと、食事の前にお酒とニブルズが出ることが多いです。
- Chemist(ケミスト)
化学者のことではなくて、薬局のことをケミストと呼びます。
アメリカ英語のファーマシーとはあまり言わないです。

日本でいうドラッグストアは和製英語なので、通じないんだよ。

出典:Kiwipedia
- Dairy (デイリー)
街角にあるコンビニのようなお店のことです。
牛乳、お菓子や新聞など、ちょっとしたものを買いたい時に便利。
- Kindy(キンディー)
幼稚園のことで、Kindergartenを省略した言い方です。
キウィはなんでも言葉を短くするのが大好きなんですよ。
- Present (プレゼント)→Prezzy(プレジー)
- Breakfast(ブレックファースト)→Brekkie(ブレッキー)
- Sandwich(サンドウィッチ)→Sammie(サミー)
などなど。
- Panel Beater(パネルビーター)
日本でいう自動車の板金修理屋さん、車の部品や外装の修理をしてくれるお店のことです。
アメリカではBody Shopというそうですが、本当かな?
- Jandals(ジャンダルズ)
ビーチサンダルのことです。
- Togs(トグズ)
水着のことです。
- Bloke(ブローク)
普通の男性を表す単語で、よく使います。
He is a nice bloke, isn’t he!
彼っていいやつだよね!
- Nana(ナナ)、 Nan(ナン)
おばあちゃんのことです。
ニュージーランドでよく使われる表現
- Cheeky(チーキィ)
やんちゃ、おませ、生意気という意味です。
言い方によって
かわいくてやんちゃな子供だね
みたいによい意味に使う場合と
あの言い方は、ちょっと生意気だよね!
みたいな感じで皮肉的に使う場合もあります。
- Stroppy(ストロッピー)
怒りっぽい、反抗的という意味です。
I don’t like her very much, because she is stroppy.
彼女のことあんまり好きじゃないよ、だって彼女すぐ怒るよね。
- Dodgy
信用できないという意味です。
ものに関して使うこともあれば、人に対して使うこともあります。
I didn’t accept the deal as it sounded a bit dodgy.
あの件は承諾しなかったよ、だってちょっと信用できなかったから。
- She’ll be right(シールビー ライト!)
それは大丈夫だよ、うまくいくよ、という意味です。
I wonder if it might rain for our BBQ later?
この後のバーベキュー雨降るかなぁ?
She’ll be right, mate!
大丈夫だよ!
女性に限らず、天気やもの、状況、なんでも使えて便利!
- No worries(ノーウォーリーズ)
これはちょっと有名でしょうか?
問題ないよ!という意味で、No problemsと同じように使われます。
- Good as gold(グッドアズゴールド)
何か聞かれて、いいよ!と承諾する時や、OKだよ!というときに使います。
- Right-o, Righty-o(ライトォー)
同じく、いいよ!了解!という意味で、カジュアルに使います。
- Knock off(ノックオフ)
終わるという意味で、よく仕事を終える時に使います。
What time do you knock off work?
何時に仕事終わる?
- Pop in(ポップイン)
- Pop around(ポップ アラウンド)
ちょっと寄る、という意味に使います。
Can I pop around after work?
仕事終わってから、ちょっと寄ってもいい?
- ring up (リング アップ)
電話をかけるという意味です。
「The Godzone Dictionary」のまとめ
こうしてみるとニュージーランドの英語って、イギリス英語がベースではありますが本当に独特!
日本では習わなかった表現がたくさんあります。
もし興味があればぜひ読んでみてくださいね。
ニュージーランドに来られた際にはキウィたちと一緒に使えば、会話が盛り上がること間違いなしです!
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