ニュージーランド新首相は37才の女性ジャシンダ・アーダーンさん

ジャシンダ アーダーンニュージーランド首相
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先月の23日にニュージーランドの選挙についてご紹介しましたが、10月19日ついに労働党が新政府と決定しました!

(トップの写真はニュージーランドのウェブサイトStuffからお借りしました。)

選挙が行われてから26日

新しい首相、労働党の党首アーダーンさんはどんな人?

新政府決定に、なぜこんなに時間がかかったのか?

労働党が取り組むべきNZの4つの大きな問題

をご紹介したいと思います。

話題の中心は労働党の党首、ジャシンダ・アーダーンさん

ジャシンダ・アーダーンさん

出典:Stuff

今回の選挙は国民党から労働党に政権交代があったのも大きな話題ですが、やはりなんといっても新しい首相に注目が集まっています。

37才の女性首相の誕生

ジャシンダ・アーダーンさんです。

  • ニュージーランドの歴史上2番目に若い首相

また

  • ニュージーランド歴代3人目の女性の首相

初めてじゃないんですよ!

日本でも近い将来、女性の首相があらわれるのでしょうか?

選挙の数か月前に労働党の党首となったジャシンダさんは、年齢は若いものの

党首の討論会では国民党のベテラン、ビル・イングリッシュさんにも負けじとがんばっていました。

私の個人的な感想ですが

  • 庶民的な目線を持っていること
  • 今のニュージーランドに何か変化をおこしてくれそう

という国民の期待が彼女を新首相にしたような気がします。

ジャシンダ・アーダーンさんってどんな人?

ジャシンダさんは昔から「人を助けること」がしたかったそうです。

どうすれば人助けができるか、そう考えるうちに

政治にかかわることで人助けができる

と気づきました。

彼女の叔母マリーさんによるとジャシンダさんは、小学校でいじめられていた彼女のお姉さんを守ったそうです。

小さいころから「人を助けたい」という強い信念は変わっていないことがうかがえますね。

ジャシンダさん曰く「私は今でも当時の5歳のままなんですよ

彼女はニュージーランドのワイカト大学で

  • 政治学
  • パブリック・リレーションズ

を専攻し、コミュニケーション学の学士を取得します。

成績はすべてA!

2005年には多くのニュージーランドの若者がするように、海外で新しい体験をするためにニュージーランドを離れます。

彼女はアメリカとイギリスへと渡って経験を積みますが、イギリスではトニー・ブレア首相の事務所でも働いたそうです。

そしてニュージーランドに帰ってきた彼女は、なんと

28歳の若さで国会議員

となります。

今の彼女は、首相を9年間務めた労働党の

ヘレン・クラークさん

に指導を受けていたことにも大きく影響されています。

ジャシンダさんは

  • 子供の貧困問題
  • ホームレス問題

など社会問題にも積極的です。

ジャシンダさんに、今回いくつかの質問が投げかけられました。

  • 「新しい政府」とは?

「国民に焦点を当てます。私たちはニュージーランド人の幸福で健康な状態をつくり出すことに焦点を当てます。」

  • 労働党が提供する「国民党が果しえなかったこと」は?

「変化です」

と一言、かっこいいですね!

この度ニュージーランド人の期待を背負って首相となったジャシンダさん、活躍が楽しみです!

  • ジャシンダさんに元気な女の子が生まれました!

新政府は9年目の政権奪還「労働党」

9月23日の選挙から10月19日の新政府誕生。

どうしてこんなに時間がかかったのでしょうか?

それにはこのような経緯があります。

選挙では与党

国民党ーNational Party 

と、最大野党

労働党ーLabour Party

の激しい接戦となりました。

選挙の結果、国民党が一番多く票を取ったものの、どちらの党の獲得議席数も過半数に達しなかったのです。

そのため選挙で第3党となったウインストン・ピーターズ氏↓率いる

ニュージーランドファースト党ーNZ First Party

が「どの党と連立するか」が大きな焦点となっていました。

ニュージーランドファースト党、ウィンストン・ピーターズ

出典:Stuff

そしてニュージーランドファースト党が

  • 労働党

と連立することを決定したため、

9年間政権を握っていた国民党が退き

この度労働党が政権を奪還することになったのです。

キティとジンジー

キティとジンジー
3位の党がどちらにつくかによって新政権の党が決まるってちょっと変だなあと思うけど、そういう仕組みなんだね。

またニュージーランドの環境問題に積極的に取り組む

緑の党ーGreen Party

労働党との政権協力を行うことに合意しました。

労働党の政策、4つの焦点

ニュージーランド首相ジャシンダ・アーダーンさん

出典:Stuff

労働党は選挙前に主に4つの政策を掲げていました。

①住宅問題

オークランドの住宅問題

は近年深刻さを増しています

住宅の値段の高騰によって、平均的な収入があってもオークランドでは家を買うことはとても難しくなっています。

住宅の価格が高騰している原因を2つほどあげてみます。

①増加し続ける移民 

ニュージーランドは毎年多くの移民を受け入れています。

多くの移民はオークランドに定住するため

慢性的な家不足状態がおこっています。

外国人投資家 

外国人による投資目的での中古物件の購入によって

住宅の値段が高騰しています。

②医療、ヘルスケア問題

ニュージーランドでは税金によって

病気の場合は費用が無料で手術など受けられます

が、

慢性的な病院のベッド不足

医師や医療機器の不足の問題

があります。

ひどいケースでは1年以上手術待ちということもあります。

また

若者の精神ケア

も遅れており、早急な対応が求められています。

③子供の貧困問題

お金がなくて学校に行けなかったり

家族にランチを持たせる余裕がなくて、

学校で、お腹をすかしている子供たち

が増えています。

④川の汚染問題

ニュージーランドの主要産業の「酪農」ですが

酪農農家からの汚水によって川が汚染

されています。

クリーンなイメージのあるニュージーランド、美しい川を守るために早急な対策が求められています。

労働党が新政府となってどう変わるのか?

高騰する住宅の価格への対策が行われるでしょう

今まで国民党は

市場によって住宅の価格が決められること

に賛成していました。

労働党は逆で

政府が政策を行って、住宅の価格高騰をコントロールするべきだ

と考えています。

そのために以下のような政策がとられると考えられます。

  1. 外国人の投資家による投資目的での中古住宅購入の制限、禁止をおこなう
  2. 移民の制限をする

1番目の外国人の投資家による住宅の購入の規制は、投資自由化を掲げた

TPP協定(環太平洋経済連携協定)に相反します。

TPPは日本でも話題になっていますが、今までのニュージーランド国民党はTPPに強く賛成していました。

ところが新政権はTPPや自由貿易協定(FTA)に対し、慎重な姿勢に転換するとみられています。

特にNZファーストと緑の党はTPPに反対しています。

11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での合意に影響を与えるとみられ、注目する焦点の一つとなります。

移民政策の変更、ニュージーランドに移住することが難しくなる?

現在ではニュージーランドへの移入民の数は年間約13万人です。

  • 移入民とは

1年以上住む、働く、勉強する目的でニュージーランドに入国する人

のことを言います。

それに対して移出民は約6万人

  • 移出民は逆に

ニュージーランドから海外に出国する人

のことです。

その差は7万人となっています。

労働党の政策によると

今後学生と労働目的の移民の数を減らすことで

移入民と移出民の差を、2万人から3万人ほど減少させる

と言われています。

労働党、ニュージーランドファースト党、緑の党いづれの党も

  • 移民に対する規則の変更

を掲げています。

ニュージーランドの学生は喜んでいる!?

ニュージーランドの学生たちは新政府に期待をしているようです。

なぜならこの3党は共に

学生への金銭的サポート

大学や専門学校の教育を1年間無料にする

といったような政策案を、選挙前に発表していたためです。

この政策は実施されるかまだ分かりませんが、学生たちは新政府のこれからの動きに注目しています。

ニュージーランド新政府誕生のまとめ

今回の選挙は久々に国民の注目度も高く、私の仕事場でもしばしば話題となっていました。

国民党の政策は国の経済が豊かになるために役立ったのかもしれませんが、

私たち個人レベルにはあまり恩恵がなかったような気がします。

それに対して今回新政権の労働党は

  • 住宅問題
  • 子供の貧困問題
  • 医療問題

など

私たちの生活に直接的に関係ある問題

に着手してくれそうなので、期待が高まっています。

これからの任期の3年間でどういう変化が起こるのか、このブログでもご紹介したいと思います!

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